2011/01/31

同じ日なのに

北陸を中心に、日本海側は大雪だ。しかし、東京は文句なしの青空。同じ日の同じ日本とは思えない。
そう思って、今日の構内をTwitterにアップしたら、金沢大の友人が研究室から見える風景を何枚もアップしてくれた。左の写真はそのうちの1枚。スキー場と化している。これじゃ大学にも行けないし、研究室にも入れっこない。
そして、その下が、ボクがアップした今日の東経大。雲ひとつない青空だ。
東京はこの冬一番の寒さらしいが、それがどうした。日本海側は、今夜さらに降るらしい。

スキー場に行ける程度の降雪であってほしい。

2011/01/30

静電気

イヤホンでラジオを聞きながら、(おそらく)アクリルのボアシーツを畳んでいると、いきなり、その耳に電気ショック。パチッパチッ!

すぐに外したが、びっくり。

東京は雨知らずのカラカラ状態。こんなところで実感するとは。

2011/01/29

商魂Part 2

今日は今年初の東京散歩(会の名称をそろそろ考える時期かもしれない)。いつものメンバーに加え、今回はじもてぃの社会心理学者にガイド役をお願いし、総勢4人のツアーとなった。

小塚原刑場の首切地蔵
東武伊勢崎線の牛田駅をスタート地点にし、住宅街をブラブラ(隈取りした目のポスター、空き家注意のポスター多し)、商店街もいくつかブラブラしながら(高齢者が多い)、槍かけだんごでみたらし団子を食べ、柳原千草園に寄ったり、ミイラ男性の見つかった付近を通ったり、お昼はあの尾花でうなぎを食べ、回向院(小塚原刑場脇)に寄り、三ノ輪橋商店街に行き、そこから山谷を周り、上野駅で解散となった。山谷地区の宿の前はこぎれいな自転車がきれいに並んでいる。宿泊者のマイカーでしょう、とよっさんの慧眼。閑散とした通りを歩きながら、口をついて出たのは「山谷ブルース」。聞けば、全員、山谷は初体験だった。

途中、寄り道した三ノ輪のイトーヨーカドーで、豆大福(小さな大福ではなく、豆の入った大福餅)の恵方巻を発見した。カラスさんに言われてしまった。「日記に書くんでしょう」。しかし、パッケージを見たら、金棒餅と書いてある(が、誰もそうは思うまい)。さらに注意書きも忘れない。「のどに詰まらないよう注意」。
豆大福の恵方巻

ガイドをしてくれた社会心理学者君も、地元にいながら、気づかないことばかりだった、と言ってくれ(自らに言い聞かせるようにw)、同行者も胸をなでおろした。

2011/01/28

たくましや商魂

近所のケーキ屋さんの入口にこんな紙が貼られていた。ここまで来たら、ロールケーキDE恵方巻があってもおかしくない。
まさか〜と思いつつ、ググったら、もうありました。しかも4年前からとはw 知らぬは私だけ。
今年、近くのコンビニでは、発泡スチロール製のジャンボ恵方巻が店の中央で上がったり下がったり。
2月の商機は、節分、恵方巻、バレンタインデーの3つ?

2011/01/27

工事中

経堂駅前のショッピングセンター工事が3月の完成に向けて進んでいる(左手が駅舎、中央がバスのロータリー)。
外観は、ごらんの通り、吹き抜けでスケルトンと、まるで空港ビルのようだ。今の流行スタイルなのだろう。
これが完成すれば駅前の再開発も一段落するはず。ようやく落ち着く。
引っ越してきたばかりの25年前。経堂駅は平屋で、向こう側のホームに行くためには線路を横切っていた。それがやがて地下通路になり、数年前には、そこを埋めて高架になった。いまや当時の面影はまったくない。
都内の駅は構内も周辺も工事中というところが多く、見上げればクレーンが目に入り、歩いているとハンディマイクから警備員の声が流れてくるといった具合だ。

2011/01/26

終わりのはじまり

今日は修論の口述試験。今年は副査が3編。年々、先行研究のリサーチが浅くなっている。困ってしまう。修論と博論の合同発表会は3月後半。
粛々と今年度が終わりに向かっている。業務関係で今月中にやるべきことは、成績づけ。来月は前半がゼミ論集の編集と制作。
これが終われば、あとは研究三昧になる予定(本当かなあ?)。誕生日調査の第2回データも上がって来ている。

2011/01/25

2時間

山本一生の『日記逍遥 昭和を行く』を買った。古川緑波など面白そうなところを拾い読みしているのだが、中に織り込まれていた新刊案内に目を通していると面白い一言を発見した。
『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の100年史』という本の紹介文だ。その中に「…2時間でつかめる日本と朝鮮の近現代史」とあるではないか。新書は、2時間が平均読破時間なのだろうか。測ったことはないが、私はもう少しかかっている気がする。
さてロッパに戻る。彼は「日記でも付けなかったら、生きてた証拠あらへん」と記すほどの日記魔。「日記は、…書くときのたのしみである」とも。
本書には、「日記を書くために生まれてきた人間」と評されるほどの矢部貞治、82年も日記を書き続けた内田収三も登場する。

2011/01/24

試験監督

確か、今週から定期試験期間だ。
今日、2、3、4と3時間連続で試験監督をした。うち2コマは持ち込み可。こういう科目だと、学生は60分ぎりぎりまで、プリントや教科書を見ながら、必死に格闘している。だから、白熱教室。持込み前提の難しさなんだろうね。
ところが、持ち込み不可の科目では雰囲気が一変する。途中退出許可時間になった途端、出て行く学生が少なくなく、少しずつ増えて行く。試験問題に立ち向かうだけの武器がないからなのか、はたまた難しすぎるのか、教室は微熱どころか、冷寒地並み。
そうそう、今日の監督マニュアルはペラ1枚。1週間前の分厚いマニュアルに慣れた身には心許なかった。

2011/01/23

停年

小中高時代の友人が今年、一気に定年を迎える。
今日、高校時代の友人とそんな話をしながら、寿司をつまんだ。その寿司屋はタイムスリップしたようなレトロな構え。まず若者は来そうもない。われわれにはぴったりの風情。客もふっと入っては、さっと出て行く。大半が顔なじみ風で、長居はしない。
「クラス会の連絡が来たけど、名簿でお前の欄が空白になっているよ。どうする?」
名簿を見せてもらうと、45人ほどのクラスで、既に1人が鬼籍入り。もっとも空欄になっているのは、私だけではない。高校時代の住所がそのまま入っている人もいる。もともと男子校だったため、共学になっても女子は少なく、45人中3人という構成だった。
クラス会は長野と東京の中間と称して、軽井沢でやるらしい。

2011/01/22

ふるさと納税

 近くの小学校で講演会「自分らしく生きる」。講師は絵本作家の石津ちひろさん。回文はじめ言葉遊びの得意な作家だ。講演会は読み聞かせあり、モデルになった人との対談あり、の濃い45分だった。心理学者としてのお薦めは、変わる「こころ」が載っている、『あしたのあたしはあたらしいあたし』という詩集だ。
呼んでくれた友人、賛同してくれた友人に感謝。



 家に帰ると、長野市から、ふるさと納税実績が届いていた。それを見ると、昨年4月〜12月の期間で34件の寄付がある。総額で170万ぐらい。1件あたりに直すと5万円強になる。昨年までと比べ3万5千円ほどの減だ。
で気になるのが、寄付メニュー。表を見ると、下から2番目の「ふるさとの父母へ」が15件と最も多い。
長野を離れて40年。こういう形で故郷にかかわれるとは思ってもみなかった。少なくとも、親が世話になっている間は、このメニューで続けたい。

2011/01/21

近代的自己

今日は、大阪中之島でヒューマンコミュニケーション基礎研究会
少し早めに切り上げて、「ウフィツィ美術館自画像コレクション1664-2010」の国立国際美術館へ。
2007年夏、上野の芸大で「自画像の証言」展が開かれ、その後名を挙げた画家の学生時代の自画像がいくつも展示された。このときはあいにく教育テレビでしか見られなかったが、今回は自画像の現物を見る機会となった。
自画像と言っても、まさに多種多様。アトリエを背景にしたベルクハイデの自画像では、自身の教養(例、楽器)や業績、信条をあらわすものを書き込まれ、二人で仕上げた集団自画像や、若い頃と描画時の顔を重ねた自画像、キャンバスを破って顔を見せている騙し絵風の作品もある。
さらには完成までに9年を要したシャガールの自画像、ビストレットは自画像を鏡面に書き、それを見る人の顔が映り込むようにした作品を残している。
会場を回り終わって、自画像の隆盛と日記の隆盛とに関係はないのだろうか、と思うに至った。日記に関する解題を書いている最中の絶好のタイミングでの鑑賞となった。
勧めてくれた、あさりんさんに感謝。

【おまけ】自画像史のような本があれば、読んでみたい。

2011/01/20

トイレット

トイレットのサントラ盤が届いた(映画のチラシには、ピアノの脚の下にねずみの人形が写っている)。

Learning to live together のPart1とPart2を聴いていると、ウキウキしてくる。それは、引きこもりピアニスト、モーリーが思い切って外出する場面でかかる曲だから。

視聴はこちらで。

今夜は大阪なんば泊。大浴場でゆったり。たまには、ね。

【おまけ】「うん、こ」うでなくっちゃw

2011/01/19

還暦

今年は還暦。自分でも信じられない領域に入りつつある。

今朝の東京新聞で、同じ51年生まれの吉田照美が「年男というと今年は頑張ってみようという気持ちになる。40、50の時はさほど感じなかったが、60歳となると還暦で、やはり重い感じがある」と語っている。奇しくも、今年の賀状に「がんばる」と書いてしまったことを思い出した。それを知っていたのか、この記事は娘が教えてくれた。

同じ紙面の新刊紹介には「60歳からの『熟年起業』」が載っている。これによると、60代起業には6つの優位性があるという。年の功(失敗体験)、人の縁(ネットワーク)、多くの人生の師、信用と資産、会社人生での悔しさ、果たせなかった夢。

果たせなかった夢って、なんだろう。

ここまで書いてきて、検索したら、元記事がヒットした。しかも全文載っている。

蛇足。4年後、西城秀樹は、少々長いが、こう言うのだろうか。「秀樹還暦感激」

2011/01/18

チュニジア

2年前の3月、チュニジアにカラスさん(左手の白い人)たちと行ってきた。その国で今回の政変が起きた。それまで、チュニジアは遠い国だった。しかし、1度行ったことで、それも、いろいろな経験をすることで、一気に身近な国になった。緯度も日本の仙台あたりと知ったのも発見だった。なにしろ南十字星が見えることを期待して行った輩だからw
公務員の平均給与が1万3千円。(若者の)失業率も高い。タクシーで思い切りぼられたのも、勝手に観光ガイドし謝礼を要求する知識豊富な若者の存在も…、もしかしたら、ベンリア体制の産物かと、今回の報道で「納得」した次第。悪いのはすべてベンリア(左の写真)。
こちらの写真は、首都チュニスの郊外で収集(発見)した矢印の前で撮ったもの。

2011/01/17

研究会のご案内:よそおい研究の挑戦

コメント、いったい何を言えばいいのか、何が飛び出すのやら。


「2011年よそおい研究の挑戦」
・日程:2011年3月15日14:00~17:00
・場所:武蔵野美術大学・新宿オフィスRoom B(JR新宿駅西口から徒歩5分)
・登壇者:木戸彩恵(京都大学)、鈴木公啓(東京未来大学)、矢澤美香子(早稲田大学)、荒川歩(武蔵野美術大学)
・指定討論者:川浦康至(東京経済大学):社会心理学の観点から、東海林麗華(山梨大学):質的研究と発達心理学の観点から
・企画趣旨:本企画の主題は2つある。
 1つは、装い選択過程の質的研究の報告であり、装い研究に新たな方向性を見出すことが期待されるものである。その2は、装い研究の基礎理論である。
 第1の主題に関して、これまで装い研究は、主に調査による量的な研究がおこなわれてきており,質的な研究は少なかった。。そのため、変わりゆく時代の中で、どのような服が流行しているということは統計的に明らかになったとしても、個人個人がどのように服装を選択しているのかについては明らかになっているとは言えない。そこで、本企画では、インタビュー調査をもとに、服装を選択している過程について報告する。
 第2の主題に関して、装い研究は、研究報告数に比して、根底となる基礎理論に乏しく、理論的な蓄積が困難であった。本報告では、装いの機能という観点で,装いの心理モデルを構築し,その説明に使える既存理論を同定する。まだ十分なものではないが、たたき台として、装い研究の発展のために資することを目指す。
・主催:日本心理学会よそおい・しぐさ研究会

・参加費無料(要事前申し込み)
・問い合わせと申込:荒川 arakawaあっとmusabi.ac.jp (あっとを置き換えてください)


ご参加をお待ちしています、とのことです。

2011/01/16

センター試験

この時期の大学関係者の日記といえば、センター試験。試験監督、もちろん楽しい仕事ではない。一日中、おかしな日本語のマニュアルを読まされ、受験者サービスに徹するよう強いられるからだ。
しかし、楽しみもある。監督者同士、ふだん縁のない人や同僚と話ができることだ。横浜時代は医学部の教員と一緒になることが多く、そのときは、こっそり医療相談をしていた。オフレコの話も教えてもらえた。
今回、一緒になった人は法律の先生。弁護士界では、ペット関係の訴訟が増えているのだという。その背後には、ペットをモノ(動産)として扱えなくなってきている。家族の一員化していることがあげられる。実際、言葉遣いにしても、いまや「餌をあげる」派が「餌をやる」派を凌駕している。
ネットトラブルにも話が及んだ。日本は出会い系が問題になっているが、アメリカではバイアグラが問題になっている。ネット心理学のような本でも、アメリカでは1章を占めるぐらいにネット恋愛は「市民権」を得ているので、日本のような犯罪スタンスで語られることは少ない。それに対し、アメリカのネットがらみのトラブルは即物的だ。

妄想:全国各地で同時刻に発せられる主任監督者の説明を集めて実況で流してみたい。

2011/01/15

言葉をあてはめる

メールボックスにときどき投げ込まれる新聞がある。春風社の「春風目録新聞」というPR紙だ。
その中で、白井聡さんが「ポストモダンの処方箋」と言う連載を書いている。6回目の今号は「消費と連帯」。
その中に「疎外」という言葉が出てくる、ファストフード店の店員とのやりとりがもたらした不快さにふれて。
「Sサイズのコーヒー下さい」
すると、急いでいる彼に
「かしこまりました。ご一緒にアップルパイはいかがですか」
「いらない」
「失礼しました…」
もっと引用しないと、彼の趣旨は伝わらないのだが、力尽き、これだけ(実は上記部分も少しカットしている)。
これを読んで、常々不快に思っていることの正体がクリアになった。
さまざまな自動音声だ。
たとえば、駆け込む人がいないのに、「駆け込み乗車は危険ですので、おやめください」。しかも2度繰り返される。電車が入ってくる前に流れ終わってしまうこともある。駆け込みそうな人の耳には届いていない。そりゃそうだ。自分の行為を見咎めての声ではないからだ。どうせ流すのであれば、「駆け込み乗車による怪我は本人の責任です。また、それによる遅延に対しては損害賠償を求めます」にすべきだろう。
話が脱線したが、こうしたパッションのないアナウンスが私(たち)を不快にさせるのは、物理的な問題と同時に、私(たち)が疎外されていると感じるからだろう。提供者と利用者という分断も「疎外」に含まれる。立場はいつでも変わるし、どちらも生活する人に変わりないのに。
この疎外という言葉の用法を思い出させてくれたのが白井さんの論考だった。

★おまけ こんな報告もある。「米国で発表された報告によれば、騒音の影響は社会行動にも及びうる。実験の結果、たとえわずかな騒音でも、被験者の不安感を増し、援助行動の発生率を低下させ、敵対行動の発生率を高めるおそれがあるという」(「騒音が死因に?音と健康の意外な関係」より)。

2011/01/14

かわいすぎるwパソコン

これまで使っていたデスクトップPCが古くなり、代わりのPCを注文。それが今日届いて、そのセットアップで、センター試験前日が終わった。

買ったのは、マイクロデスクトップといってもおかしくないぐらいに小さい、EPSON NP12。クーポンを使うと、3万円以下で買える。

光学ドライブなし、拡張性なし、デジタルモニター非対応。電源を内蔵していないので、ノートPCのようにACアダプター(無骨な黒)が付いている。カタログの写真にはなかったので、ちょっとガッカリ。が、それらも価格を考えれば仕方がない。

ファンがないので、動作音はなしに等しい。あさりんさん曰く「プリウスよりスゴイ〜」。

基本設定が済んでから、まず、Libre Officeをインストール。そのあと、プリンタドライバーをインストールしようと思っていると、ちょうど学生がやってきたので、つい頼んでしまったw

OSはWindows 7。勝手がよくわからない。デスクトップにマイコンピュータのアイコンがない…

あとはEditorを入れればセットアップ作業はおしまい。これまで使っていたEmEditorが有料版のみになったので、何にしよう。

2011/01/13

ホームページの緊急修正

午前中は非常勤(今日が最終回)。駅前で中華定食のお昼。
弁当以外のお昼は久しぶりだ。自作するようになってから、外での食事が億劫になる一方で、不自由なことこのうえない。
大学に戻ってからは、ホームページの文字化け修正作業。大学のサーバーにサイトを一部構築して、そこでいろいろ作業することにした。ファイルを開いては、文字コードをUTF-8に、改行コードをLFに直して上書き。その繰り返しで、疲れた。
この間、学生のエントリーシートの添削付き相談。1年次の途中で、大学では自由でいいんだということに気づき、それ以来、楽に大学生活を送れるようになった。そのことがうまく表現できなくて…というのが、相談の趣旨。いい大学生をしている。
家に戻ってから、ファイル修正のつづき。修正の過程で、途中文字化けしているファイルも発見したが、根尽きた。あとで直そう。
メディア工房のみなさん、ありがとうございました。m(_ _)m

2011/01/12

ホームページ

開いてから10年以上たつ自分のホームページ。
学生に説明したいことがあり、自分のサイト(修正済み)に行くと、びっくり!
文字化けのオンパレードなのだから。
自分の環境で見ている分には今日もまったく問題はないし、多くの人がこんな状態の画面を見ているとは思いもしなかった。
とりあえず、表に近いページからコード変換して行こう。これを機に全面的に見直したい気持ちもあるが、いかんせんスキルが追いつかない。外注しようか。

2011/01/11

長野

 今日は長野の往復。好天には恵まれたが、寒かった。医師の話だと、この冬一番の冷え込みだそうだ。
往きは電車の遅れで、帰りは夕食の調達で、いずれも発車2分前のぎりぎり新幹線。
さて左の写真は、母の部屋から撮った西側の風景。正面が旭山。写真には写っていないが、左側の方に信州大学教育学部のキャンパスがある。中央左手あたりが高校時代まで住んでいた場所。こうして上から眺めると、瓦屋根の家が結構残っている。その意味では40年前、50年前とあまり変わっていない。変わったのは人通り。とにかく歩いている人が少ない。子どもの姿が見えない。みんな、どこにいるのだろう。

これは、ある瀬戸物屋さんの店頭の写真。この大狸、人の背丈ほどもあって、リア充w かつては外に置かれていた。あそこの大きさが際立っていて、長野名物だった。この焼き物、私の子ども時代からある。割れることもなく半世紀。あれもすごいけど、長寿ぶりもスゴイ!

2011/01/10

校正3日目

今回の本(日記とは何か)は、演習教材が当然ながら向こうのものばかり(一部、日本の古典日記が含まれている)。翻訳が出ていればいいのだが、そうとも限らない。原著の教材に相当する日本の日記教材(とりわけ日誌的日記)を工面するのに手間がかかっている。
日記や日誌を使った研究で、素材となった日記や日誌も公開しているもの(本、論文、アーカイブ)はないだろうか。たとえば、患者の人に毎日血圧や体温、体調などを付けてもらったものとか。


【本文もくじ】
  1. The Development and Use of Diaries
  2. Researching Diaries
  3. Getting Started: Finding Diarists and Diaries
  4. Collecting the Data: Diaries, Guidelines and Support
  5. Analyzing Diaries: Numbers, Content and Structure
  6. Conclusion: Exploiting the Potential of Research Diaries
    【Review】
    This book is excellent, and I will recommend it to my third year projects students.
    Dr Derek Larkin
    Psychology , Edge Hill University
    May 11 2010

    2011/01/09

    校正なう。

    今日は晴天にもかかわらず、家にこもって『日記とは何か』の校正。

    以下は担当編集者Sさんの一言。期待に応えないと!
    http://www.seishinshobo.co.jp/staff-1004.html

    原著は、Using diaries for social research
    Google Booksで一部が読める。

    本書は日記(日誌)研究の世界初の成書で、ブログも視野に入っている。

    原著者のAndy Alaszewskiさんに連絡を取ると、お子さんが日本に留学中とか。機会があればお会いしたい。

    2011/01/08

    初泳ぎ

    新年8日目にして、ようやく泳げた。擦り傷や切り傷でプールに入れない時期が2ヶ月ほど続いた後での初泳ぎ。本当に久しぶりだ。クロールで1キロは泳いだだろうか。
    この2ヶ月で体型もリセットされ、腰の周りがやわらかい。
    学校内にあるこのプールまで、自転車で10分弱。近くてありがたい。
    プールの隣はデイホーム。歳をとったら、ここに通うことになるのだろうか。
    聞けば、同時にオープンしたという。ここも複合化が進んでいる。

    2011/01/07

    ももの花

    このところ、手の指のあれがひどく(アレルギーとあかぎれの二重苦)、水仕事では手袋が欠かせなくなり、そして寝る前には「ももの花」を塗っている。
    ももの花は母親が現役主婦だった頃、しもやけの治療によく使っていて、いわば母の代名詞的存在だった。それを私が使うことになるとは1年前までは想像もしなかった。
    昨年、母が手が荒れるようになったというので、ももの花を送ってあげた。懐かしいねえという声が返ってくるかと期待していたら、届いた声は違った。
    「具合いいよ〜」。
    昔使っていたことを説明したのだが、全然覚えていなかった。
    3月で91歳になる。

    2011/01/06

    2011/01/05

    がっくり

    今日こそは初泳ぎ、と勇んで家を出た。自転車置き場に停まっている自転車も少ない。ラッキーと思いつつ、入口を見ると「子どもタイム」と書かれている。あきらめきれず、受付に行くと、水深が110cmから70cmに変更されていて、ワニさん泳ぎしかできないという。
    平日の午後に行ったことがなかったので、こういう時間帯があることをまったく知らなかった。
    明日は仕事始め。帰りに高井戸プールに寄ろうか。

    2011/01/04

    ゼミ論

    今日一日、ビートルズを聞きながら、ゼミ論の添削で終わった。
    ゼミ論のタイトルをかかげることにしよう(内容がわかるように少し変えたものもあり)。
    1. メールアドレス内に誕生日を入れることと自己開示との関連
    2. J-POPの歌詞に見る誕生日観
    3. 大学生の誕生日祝い
    4. 在日中国人の誕生日の過ごし方
    5. 誕生日の好き嫌いとBirthday season effect
    6. 休暇中に誕生日を迎える人
    7. 草食系男子の誕生日意識と行動
    8. 先輩-後輩間における誕生日プレゼント行動
    9. 人間関係と誕生日プレゼント
    10. 中学生の誕生日プレゼント意識
    11. 誕生日プレゼントをめぐる悩み
    12. 誕生日プレゼントの本音
    13. 二十歳の誕生日
    14. プロ野球選手の「二十歳」
    15. 家族の二十歳
    16. 誕生石を契機とする対人関係
    17. 誕生日商法の効果
    18. 誕生日ケーキの研究
    19. 同一誕生日の対人効果
    20. 部活動における誕生日の意味
    最も多いテーマが誕生日プレゼントだった。学生たちはふだん悩んでいるのだろうか、プレゼントで。2年生は年齢のせいだろう。二十歳を扱う人が多く、今回のゼミ論研究を機に二十歳の意味を再認識したと書いている。
    明日こそ行きたい初泳ぎ

      2011/01/03

      初詣

      今年初の掃除をすませて豪徳寺へ遅めの初詣。豪徳寺駅前を抜けようとすると、大きな招き猫の像が立っていて、びっくり。豪徳寺では、娘が大吉を引き当てた。目先のことに囚われるなといったようなことが書かれている。初詣での願いは、よく来る野良の健康と母のことに絞った。帰途は、いつの間にか恒例になったコース、モスバーガーとブックオフに立ち寄って戻った。
      さて昨夜から学生たちのゼミ論を読んでいるのだが、前期のテーマをうまく後期につなげているものが多く、スゴイっ。たとえば、前期の研究で、誕生日が一致しているカップル(夫婦、恋人)にインタビューし、同一誕生日の持つ対人効果を引き出した学生が、後期では二卵性双生児を対象にインタビューを行っている。最初から誕生日は同じだが、一卵性ではない(偶然、受精が同時だっただけ)双子を選んだセンスは脱帽もの。中身もいい。
      添削は手間がかかるので、20編すべてを読み終えるまでにはまだまだ時間がかかりそう。これからは学生相互で添削させるようにしようか、と思案中。

      2011/01/02

      一日遅れのお正月

      元旦は家族が休日出勤で揃わなかったため、今日が実質的な1月1日。お節も一日遅れ(写真)。
      お正月に関係なく働く人たちの気持ちに少しだけ近づけたような気持ちです。コンビニはじめ、365日24時間のべつまくなしに開いているお店は、利用者には便利かもしれませんが…
      年賀状も、日曜日なのに配達され…

      2011/01/01

      移転のお知らせ

      これまで、日記をホームページに直接書いてきましたが、更新の手間もあって、「月」記状態でした。もう少し更新頻度を増やしたいと思ったこと、写真も入れたいと思ったことから、こちらで日記を続けることにしました。ときどき読んでいただければ幸いです。
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      あけましておめでとうございます。昨年はつまづくことが増えたり、あかぎれができるようになったり、薄くなったり、と経年変化の著しい1年でした。
      今年の刊行目前は、分担執筆と翻訳の2点。前者はポーランドの研究者の編になる本で、再校を先日返したところです。翻訳は『日記とは何か』(仮題)。こちらは近々、初校が出る予定です。翻訳は多分これが最後になると思いますので、訳者解題をがんばることにしよう。
      2月に出る予定の紀要には誕生日研究の序論を、「わたしたちにとって誕生日とは何か」というアバウトなタイトルで書きました。それをふまえた誕生日研究と、携帯テレビ電話実験の2論文、××で1冊。これが今年の目標です。
      どうぞ、よろしくお願いします。

      フルネームで呼んでくれてありがとう

      スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...