2011/02/28

タイトルが気になる

牧野篤 認められたい欲望と過剰な自分語り 東京大学出版会
堤未果 社会の真実の見つけかた 岩波書店
南野忠晴 正しいパンツのたたみ方 岩波書店
橋元良明 メディアと日本人 岩波書店
貴戸理恵 「コミュニケーション能力がない」と悩む前に 岩波書店
ウィノグラド・ヘイズ(横江久美訳) アメリカを変えたM世代 岩波書店
高橋雅延 変えてみよう!記憶とのつきあいかた 岩波書店
魚柄仁之助 食べ物の声を聴け! 岩波書店
森岡孝二編 就活とブラック企業 岩波書店
船曳由美 一〇〇年前の女の子 講談社
アイエンガー(櫻井祐子訳) 選択の科学 文藝春秋
福嶋麻衣子・いしたにまさき 日本の若者は不幸じゃない ソフトバンククリエイティブ

2011/02/27

庭の梅が満開

左の写真のように、梅の花が真っ盛り。

今日は東洋大学で、今期最後の社会心理学会常任理事会。この間、実によく働いた、と自画自賛w

広報委員会の発足に始まり、メールニュースの随時送信、ホームページのリニューアル着手、動画配信実験、会報の刷新。

今回は懸案事項が多く、終わったのは7時ちょっと前。家に帰ったら、守さんから会報用原稿が届いていた。ボクの年代には懐かしい内容だ。

いまの役目が実際に終わるのは、4月の引継常任理事会。あともう少し。

昨日から

花粉症の症状がひどくなってきた、クシャミと目のかゆみ。同病の福岡伸一さんは薬類は使わず、ひたすら耐えているという。

行けるかどうか

朝ログインすると、ECP2011から発表の受理通知が届いていた。開催場所はイスタンブール、期間は7/4-8。土壇場になって行けなくなる可能性もあるのだが、登録だけはしておこう。

2011/02/26

珍種発見

先日、竹ヒゴを折り曲げたようなU字形のパスタが出てきたが、今回はコブ付き椎茸。
厳しいチェックの目をくぐり抜けたのか、それともあえてパスさせたのか。どちらにしても、こういう品に出会うと、ほっとする。

「こぶ 椎茸」とグーグルで検索したら、「もしかして: 昆布  椎茸」と、グーグルさん。やはり希有らしい。

食べたら、味を報告しよう。

★おまけ 明日は、社会心理学会の25期最後の常任理事会。

2011/02/25

先行き不透明

構内の時計塔
照明付きになった時計塔の時計の照明中のようすをようやく撮ることができた。

今日は7時から月例研究会。今月は、都知事選、出てほしい人が出てくれない、とか、なぜ市川房枝は「菅だけは議員にしてはならない」と発言したのだろうか、とか、なぜ巨人は斉藤祐樹を取りにいかなかったのか、マスメディアは72時間を強調しすぎ、言ってもしょうのないことを言うな、とか、結論の出そうもない議論ばかり。
終了後はいつもの陳記で飲み会。シラスとなずなのスープが絶品だった。ノンアルコールのレーベンブロイがなくなっていたので、今回はウーロン茶。

今日、紀要が出来上がってきた。今号33号は、松本光太郎さんの追悼号。拙稿は193ページから221ページの「わたしたちにとって誕生日とは何か」。横浜時代の学生の卒論の転載、教え子の日記を引用したり…。そのうち、このPDFファイルが大学のホームページに載るはずだが、今回は自炊しようか。

2011/02/24

納品

さっき電話がかかってきた。
「先生、印刷ができあがりました。教員室の方に預けますので」
予定より1週間早く、ゼミ論集ができあがったことになる。急いでくれたのだろうか。

今回の242ページがかつてない厚さであることは、バックナンバーと並べて撮った左の写真でも明らか。今後はもう少しスリムにしよう。

これで、今年度の授業関連は確かおしまいのはず。

2011/02/23

ないものねだり?

今週は月曜から確実に隔日で飲み会(飲めないのに、ねえ)。
今日は、来月で東京を離れる大学時代の友人の、早めの送別会。
使ったお店は、和風のフランス料理やさん。出てくるものはどれもきれいで、おいしかった。
のだが、混み始めると、喫煙客も増えてきた。店内は女性客が大半で、女性の喫煙率が高いことを実感した次第。
開放的なキッチンで、店内の雰囲気もよく、禁煙にしてくれれば、80点以上をあげたいのだが。なかなかうまくいかない。

2011/02/22

確定申告

医療費の領収書が重ねると、1cmは優に超える。
理由はそれだけではないが、今年も確定申告書作り。
半日かかって完成。しかし、一つ書類が揃わず、提出に至らず、すっきり感も先送り。
ふるさと納税の証明書が、大事にしまいすぎて、見つからなかったのだ。
寄付の方は適当にしまっておいたので、難なく見つかった。

2011/02/21

秋葉原

イケショップのホームページから
ヨドバシができてから初めて秋葉原に行ってきた。
びっくりしたのは、その混雑ぶり。
猥雑なようで、オフィスもあり、不思議な区画だ。
途中で懐かしい名前のお店を見つけた。
イケショップ。
僕がMacを使い始めた86年頃から、マック専門店として、その世界で有名だったお店だ。
店内を覗いた、中に入った。店長らしき人としばし昔話。
いまイケショップは、アップル(iPhone、iPad)周辺商品と互換バッテリーがメイン商品。Macは一台もない。ネットショッピングにない特徴を打ち出すため、大半の商品は開封した見本と一緒に並べるようにしているのだという。

★おまけ 「パンダちゃん、日本へようこそ」の横断幕。パンダが読める訳ないのに。

2011/02/20

朝、花粉に襲わるる

今日は、くしゃみの2連発でスタート。
午後は八景時代のOB会で横浜スカイビルへ。1人が海外出張で、もう1人が地域の仕事で、あいにくの欠席となり、総勢8名。短い人だと3年ぶりだが、長い人では15年ぶり。
だが、「みんな変わらないね〜」w
うち一人がちょうど誕生日。記念撮影のサービスを受けた。ご覧のような簡易フレーム付きでのプレゼント。これ以外に、ご本人はお箸をもらった。
早めに退職した4歳上のAさんは、午前=読書、午後=散歩、夜=パソコン(日記と家計簿、ネット)という毎日を送っているという。
初夏の旅行を決めて、散会。

【おまけ】法医学者の鈴木修さん。刺し傷の数と殺意を結びつける人が多いが、「私の考えはこうだ。傷の数と殺意の強さとの間には、ほとんど関係がない」。勝手な想像と断りつつ、以下のように書く。
相手を刺す→相手が倒れる→刺した人の頭が真っ白になる→倒れた相手が起き上がって逆襲するのでは、自分を殺しに来るという妄想にとらわれる→とっさに何回か刺す→まだ動いている→動かなくなるまで刺す(80回以上とか)
「ここだけの話だ」(東京新聞夕刊2011.2.19)。
しかし、多くの検事や記者はこう考えない。

2011/02/19

今日は大学院入試

としか書けない
合格発表は25日
としか書けない

◀行き帰りの電車内で読んでいる。巻末に「品切れ一覧表」が26ページにわたって載っている。最初、それと気づかずに、あっ、まだ出ていると思ったら、26ページ中の1ページだった。文庫も出ているときに買っておかないと。それにしても、読みたい本の数と人生長とはあんまりにもアンバランスだ。

2011/02/18

作った甲斐があった

就職相談で学生がやってきた。
エントリーシートに卒論について書く項目があって、その内容をどうしようか、ということだった。そういう意味では就活と卒論の両方を看てもらいたくて、ということかもしれない。
あらかじめ学生が書いてきた下書きの修正箇所も少なく、ほめたら、逆にほめられてしまった。
「あのプリントが役に立っています」と、ノートに貼った、その教材を見せてくれた。ゼミ論執筆マニュアルのうちの書き方編だ。プリントのところどころにマーキングがされている。
内容は、といえば、悪文と修正後文のペアをいくつも並べたもので、文章改善のヒントをつかんでもらうねらいで作った。
著作権などの理由で今は門外に出せないが、作ってよかった。

2011/02/17

工事中

◀いまキャンパスは新5号館の建設中。
これが完成すると(2012年春)、右のようになるらしい▶
新5号館は最奥部(画面右側の3階建て)。
いま研究室のある6号館は、真正面の7階建て。

韓国の大学事情

FDの一環で、韓国の大学事情を聞く機会があった。報告者は聖公会大学校の権さん。
韓国の大学進学率は83%と、日本の53%より30ポイントも高い(韓国の数字は2年生の専門大学も)。
◎弘益大学校の学生の対応
同大で新年初日に、清掃労働者170人を全員解雇するという事態が起きた。
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/strike/2010winter/1294045866361Stafff
解雇の理由は労働組合を結成したからとされている。が、この解雇が社会的に注目されたのは学生たち(学生会)の対応だった。大学のイメージを失墜させるから、という事由で、解雇反対のストライキに反対したのだ。学内の軋轢が自分たちの就職に不利に働くことを懸念したからと見られている。
何年か前、高麗大学校が三星財閥の会長に名誉博士号を与えようとしたとき、同大学校の学生会が授与を阻止する事件が起きた。それによって多くの学生が除籍の目にあったが、この事件で三星グループへの就職が困難になるのではないかと懸念されたことがあった。このことが弘益大学校の学生会に上記のような対応をとらせたのは想像に難くない。

◎大学ランキングと教員身分
韓国の大学は、公的援助が1割以下で、大半が授業料収入と寄付で賄われている。その寄付を左右するのが大学ランキングである。その中に教員の研究業績も指標として含まれている。ポイントが高いのは国際学術誌(ジャーナル)への掲載数で、国内ジャーナルのそれは半分から数分の一という評価しか与えられない(研究費もそれに連動する)。結局、アメリカ中心の評価ということになる。その背景のひとつにアメリカで学位を取る教員の多さもある。国内で学位を取得する人は65%、アメリカが20%(日本は4%)。ソウル大に限るとアメリカ50%、国内34%…。
国内ジャーナルのランキングは政府機関である学術振興財団が与えることになっていて、そこで認められないジャーナルはじり貧状態。そういうジャーナルには投稿しようとする人が少ないからだ。そういうジャーナルは、そのため、学会は財団の評価を得ることに奔走する。学会の数も急増。

◎大学崩壊の可能性
学生の就職率向上、研究資金獲得のための高評価の獲得、自己の評価向上に追われる教員(短期的成果のあがる研究テーマへの集中)の台頭で、韓国の大学(教員)は「保守化」する一方だ。

このほかにも、いろいろ話があったのだが、書ききれないので、ここまで。日本の先を行っていそうな気がする。

新刊の書評と紹介

私は生まれなおしている:日記とノート1947-1963』
日記をつけることに関して。「自分を創造している」容器が日記で、将来、親しいだれかに「何度も読まれてしまう。そのことはまさしく日記や日誌の主たる(社会的な)機能のひとつだと思う」。これまで知り得なかったソンタグの思想や哲学、評論の内面を理解するためにも、本書は大きな手助けとなるに違いない(大石芳野評)。
スーザン・ソンタグ(木幡和枝訳、2010)河出書房新社

帝国ホテルの不思議
2010年10月で創業120周年を迎えた帝国ホテルに働く「職人」30人へのインタビュー集。泊まるのが楽しくなる。装丁も美しい。村松友視(2010)、日本経済新聞社

『人間はガジェットではない』
データ化する人間、データベース化する人間。ジャロン・ラニアー(井口幸二訳、早川書房)

2011/02/16

近くの喫茶店で

先日、陽気な青年?、ロバートさんに会った。きっかけは、数年前に実施したSNSユーザ調査の調査票。その中の設問が、彼を含むグループの調査で使われたのである。
それはさておき、以下、ギネス絡みの話。
大学卒業後、世界放浪の旅に出、前半を自転車で、後半をスケートボードで世界1周した。その後者の記録がギネスブックに認められ、2012年版に載ることになった。我慢強さと体力さえあれば、誰でもできると彼は言うが、もちろん誰にでもできるわけではない。
帰宅すると、子どもから「○○に行っていたでしょう」と当てられてしまった。その喫茶店固有の匂いがしたらしい。用心しないとw
○○では、大学時代の友人の妹さん(絵本作家)に会った。近所に住んでいるので、ばったり、がときどきある。
今日の公務は、会議と打ち合わせが1件ずつ、来訪2件。
その合間を縫うかのように、MBAの11インチが届いた。OmmwriterとEchofon、Dropboxをインストール。あと何を入れよう。

2011/02/15

学内で印刷製本

ゼミ論集の印刷を外に出そうと思っていたら、学内でできることがわかり、そちらにお願いすることにした。なにしろ紙代だけでいいので、費用がざっと1/3程度で済む。ゼミ予算で何部まで作れるか気をもんでいたが、その悩みが一気に解消。いまの職場に来て6年になるが、このサービスは初めて知った。まだまだ知らないことがありそうだ。

ちょっと古いけど

2001年に貝塚さんと『インターネットの心理学』という翻訳を出しました。それとほぼ同時に原著の紙装版が出、気になって、内容を比較しました。すると、本文はまったく同じなのですが、前書きがハードカバーのものに追加されていました。1999年に出たハードカバー(翻訳の元本)以後の2年間の変化が盛り込まれていて、当時、授業教材用に抄訳を作りました。最近になって、そのファイルが見つかり、すでに旧聞に属する内容ばかりですが、公開することにしました。なにがしら参考になれば幸いです。あらためて読むと、2001年以後の変化に驚かされます。
紙装版のためのまえがき(抄訳)

2011/02/14

撮影成功

正真正銘、二の字が撮れたw

版下が完成した

昼すぎ、ようやくゼミ論集の版下が完成した。242ページは、さすがに厚い。
タイトルは、キワモノを避けた結果、「みんなの誕生日」に落ち着いた。それが左の写真。
これを、明日、印刷屋さんに渡し、「もくじ」と「あとがき」をサイトにアップすれば、ゼミ論集だん。

午後は、ロブ・トムソンさんに会う予定。

★おまけ 「もくじ」と「あとがき」をPDFで、いまアップしました。

2011/02/13

乱立するドラッグストアー

春が少しずつ、そこに
スーパーの出た後に大型ドラッグストアーが入った。日配品もあるというので、寄ってみたら、店内はガラガラ。客は数名。買物かごを見ると、カップ麺、ミネラルウォーターなどの飲料が目立ち、薬類は見えない。
いまやドラッグストアは駅前の常連になりつつあり、実際、最寄り駅の周辺に既に4つもお店がある。それに対し、このお店は駅から7、8分。さらに、このお店から1km圏内に5店舗ほどが営業をしていて、合わせると、近くにドラッグストアーは10軒ほどある勘定になる。
会員カードで囲い込みの進む業界で、しかも最後発。このドラッグストアー、いつまで持つのだろう。
家族は、ほかのお店で売り切れていたものが買えた、と喜んでいる。そういう使い方もあるにはあるが…

2011/02/12

翌日も雪の舞う天気

今日は月1回の衣類回収日。雪も舞う悪天候だったせいか、回収量は少なめだった(左写真)。先月は、天井に着きそうなぐらい高かったのに。

研究室のプリンターが故障したため(2枚目から紙づまりするようになり、仕事にならない)、今週は共同利用室に日参。今日も、そこで作業していると、チョコレートを手渡された。研究室を出て、外で仕事していると、いいことがある。

★おまけ NHK総合テレビ「ニュース深読み」8:45-9:25【2011年2月12日】エジプト反政府デモの"先"を読む コメントを求められ、見ようと思いつつ、すっかり忘れていて見逃した番組。

2011/02/11

この35年の変化

先日「NHK放送文化研究所年報」55号が届いた。
巻頭論文が「男女間および年層間における意識差の変動状況:『日本人の意識』調査の結果から」。
少々わかりくいタイトルだが、サブタイトルにあるように「日本人の意識」調査の35年にわたる変化を扱ったものだ。この調査は、1973年から5年おきに実施されていて、最新分が2008年調査。
この35年間で変化の激しい(サンプルの構成も変わっているだろうから、日本全体の変化と見るべきだろう)項目がいくつもある。
詳細は本文を見てもらうこととして、いくつかピックアップしよう。

職場の付き合いで、形式的付き合いが増え(11%→24%)、全面的付き合いが減少(59→39)している。職場での不満に対して、静観が37→50、組合でが32→18に。
子どもの教育では、女子の大学までが、22→52に。
婚前交渉では、不可が58→23、愛情で可が19→44。
近隣付き合いは、形式的15→26、全面的付き合い35→19。
政治的有効性感覚の低下…。

学生時代を過ごした70年代とは大違い。「昔は…」が口をついて出てきそう。

ニコッ

駅を降り、スーパーに寄る。
いつもの牛乳とヨーグルトを手に取る。
さて、どこのレジに並ぼうか。
見ると、ある列が少しだけ長い。最後尾の人がすいている列に移動する気配もない。むしろ「私はここに並ぶ」といった意思さえ感じられる。
気になって、その列に並ぶことにした。
二三分で、その人の順番になった。
その女性はレジのオオシマさんに声をかけた。
そう、二人は知り合いだった。
オオシマさんがお釣りを手渡しながら、最後に「最近いいことあった?」とたずねた。
すかさず「うん、今日、オオシマさんに会えたこと」
「アラッ(^^)」

★おまけ ここの屋上にも、かつて遊園地や金魚売場があった。

東京も積雪

庭の雪
今シーズン初の降雪、これまでにも雪の舞ったことはあるらしいが、積もるのは初めてだ。部屋の窓ガラスも曇り濃く、寒さを醸し出している。
ゼミ論集のあとがきを書き迷いながら、紅茶豚を作る静かな一日。明日は第二土曜、古着の回収日。

2011/02/10

タイポグラフィの快

ちょっと時間があったので、書店に寄ったら、「アイデア」の表紙が目に飛び込んできた。見ると、表紙が平野甲賀さんで、当然ながら特集は彼。中は平野文字でぎっしり。電車の中でパラパラめくっていると、見覚えのある写真に出会った。藤本"ANI"健太郎の「タイポグラフィ出会いがしら系」という記事の中の写真だ。それもそのはず。いずれも長野駅から善光寺までの間で目にするお店の看板だった。ロートレックにゼニヤ時計店。まだまだ出てくる。呉服店のつづきやもある。なんでも、糸を売ることから始めたため、糸と売で、続屋となったそうな。これは地元に居ながら知らなかったことだ。
看板の、ではなく、看板でフィールドワーク、も悪くないぞ。

★おまけ 吉祥寺駅。今日確かめたら、件のセンサーは5台。東端は、改札口への階段があるため、センサーはなし。西端は行き止まりで人が少ないから付けたようだ。反応している間は「危険です」が繰り返される。

2011/02/09

JR吉祥寺駅

「た」の上の五角形がセンサーさ
吉祥寺駅のホームのエスカレータと階段の付近は、今日も注意喚起の自動音声が朗々と流れている。
仕方なく、国分寺寄りの西端に移動した。ここまで離れると、件の音声はほとんど聞こえてこない。
すると、いきなり、いや突然、「危険ですから、お下がりください」といった内容の、これまた自動音声が流れてくるではないか。電車が入ってくるようすはないのに、だ。
「黄色い線」の上にセンサーがあって、それが反応すると、件の発声になるらしい。同じようにびっくりしたサラリーマン二人がそれを見つけ、遊び始めた。センサーの近くでジャンプして鳴らしてみたり、足を伸ばしたぐらいでは反応しないことを確かめたり、なんだか楽しそう。
つい、声をかけてしまった。すると、いろいろ説明してくれた。センサーを指し示しながら、感知すると、あの小さな赤ランプが消えてアナウンスが始まるとか、総武線のホームにはないね、とか。
話しているうちに下り電車が来てしまい、あわてて撮ったのが、この写真。シルエットは話してくれたサラリーマン。「たかの」の「た」の上に見えるホームベース型のものがセンサー。

三鷹駅と国分寺駅でも観察したが、それらしきセンサーは見当たらなかった。

帰り、同じホームで降り、確認したが、ホーム全体に着いている訳ではなかった。中央線上りホームの西端だけだった(東端にもあるかもしれない)。

と言うことは、吉祥寺駅、そしてセンサーのあった周辺は人身事故の多い場所なのかもしれない。

2011/02/08

できたできたもくじができた

|カワセミ2010|誕生日研究なう|

1. 自分の生まれた日を知る
2. 誕生日に関する記事を読む
3. 培材大学で発表する:海外研修記録1
4. 韓国を体験する:海外研修記録2
5. 誕生日を研究する:個別研究
2年生》
●プロ野球選手の「二十歳」
●同一誕生日の対人効果
誕生日プレゼントについて人はどんなことで悩むのか
●誕生日ケーキの研究
●二十歳の誕生日
●誕生石をきっかけとする対人関係
●部活動における誕生日
●家族の20
●誕生日プレゼントの「本当」の意味
3年生》
●中学生の誕生日プレゼント意識
●メールアドレスの誕生日記載にみる自己開示
●先輩・後輩間で誕生日プレゼントを贈る際に意識されること
●人間関係から見る誕生日プレゼント
●誕生日の祝い方
J-POPの歌詞から探る誕生日観
●草食系男子の誕生日意識
●休暇中に誕生日を迎える人の心理と行動
●誕生日の好き嫌いとBirthday season effect
6.ゼミの一年をふりかえる
7.誕生日と心理学:宮本聡介先生のゲスト講義資料
 おわりに

こんなきわものタイトルを付けると、あとで後悔するかもしれない。

花粉ふんふん

昨日
変なクシャミをした
今日
甜茶を飲んだ
効くかどうかわからないけど
甜茶を
飲んだ
こうして
花粉症への構えができていく
さあこい

2011/02/07

無知だった

生食用牡蠣は加熱用牡蠣よりも新鮮!
と、ずっと思っていた。けれど、違うことを東京新聞の記事で知り、ショック。これまで、鍋であれ、フライであれ、生食用を使っていたからだ。
記事によれば、生食用は減菌処理をしているだけで鮮度とは無関係。おまけに、その処理で旨味が減じている。塩でぬめりを取ればスッキリ、おいしく食べられる。

今日から入試期間。

今週中にゼミ論集の版下を完成させよう。表紙は「誕生日研究なう」。
《もくじ》
1.私の生まれた日
2.誕生日に関する記事を読む
3.海外研修での発表
4.海外研修印象記
5.個別研究
6.誕生日と心理学:宮本先生のゲスト講義
7.ゼミの1年
おわりに

2011/02/06

梅二輪

庭の梅の木に小さな花が二つ。去年も同じ日に発見。

今年も暖冬だ。窓にほとんど結露ができない。

夕方、買物に出かけようとしたら、小雨が降っている。しかし帰りにはもう止んでいる。窓を開けると、湿度が4割を切る東京の冬だ。

2011/02/05

午前・午後・夕方

午前》先生の最終講義と仕事で大学へ。正門に酪農学園大学入学試験とある。地区入試らしい。最終講義の演題は「世界人の前に日本人たれ、その前に自分たれ」。利益=元本×年率×年数という公式の発見のところで、仕事で中座。

最終講義とは辞める人が最後にやる授業ではなく、停年で辞める人だけのものらしい。ということを知ったのは前の大学。

午後》新宿に移動し、家族と食事。となりの50代夫婦がフランスパンの柔らかいところだけ食べて、外側のパリパリした部分を残したまま。歯が悪そうにも見えない。初めて見る光景にショック。

量販店に向かう途中の西口広場で「明るい遺影写真展」に遭遇。生前に撮影する遺影用写真の展覧会。ギターを抱えていたり、カメラを構えていたり、その人の趣味がわかるような構図が多い。中にはウェディングドレスの人も。気に入った1枚は、畑を背景に撮ったおばあさんの写真。

エネループのブースターを買って、ひとり、山手線で目黒へ。行き先は「やさしい予感」。目的は加藤ゼミの成果展(写真上)。Weblabでの発表をお願いして、はや1年。

今回の展示で目立ったのは「つながり」もの。自分とつながる人のアルバム、祖母にPCを教える自分のエスノグラフィ、他大学の潜入レポート(これは「つながり」の反対)、一日一録(その日その日の自分のつながり)…。2階会場にはOBによる発表もあり、その中で見入ったのが、最近生まれた自分の子と自身のあかちゃんのときの写真とを並べた展示(写真下)。このペア写真を見る自分に父親を重ねる作者のコメントがよかった。今回も、ゼミ活動のヒントが盛りだくさん。

夕方》帰路、渋谷駅の連絡通路から世界一混む交差点を見入る人々の観察。帰宅後、NHKの電話取材

2011/02/04

近所の映画館

下高井戸シネマから4月までの上映スケジュールが届いた。表紙が、これまでのイラストから写真に変わっている。今号は、小児科医の細谷亮太さんの顔と「大丈夫。」という言葉。
2月から4月にかけて、「冬の小鳥」「ベンダ・ビリリ」「武士の家計簿」…と目白押し。
4/23から始まる企画上映「つながる人々」の豪華「前夜祭」の前売り券を申し込んだ。

2011/02/03

一段落

このところ届くスパムメールは、知って知らずかw、バイアグラばかり。

さて懸案だった校正も終わり、この数日、訳者解題と格闘していた。さきほど、その一次稿ができ上がり、娘にチェックしてもらった。親ばかですね、こちらが迷っていたこと、気になっていたところを遠慮会釈なくついてくる。おかげで、なんとか形になった。

おかげで、こうしてブログも書ければ、豆もまける。

今回の本(仮題『日記とは何か』)は3月中に出したいと、担当者ががんばってくれている。ありがたい限りだ。

日記は、翻訳ではなく、著書として書きたいテーマだが、その気持ちと能力との間に差がありすぎる。トホホw

2011/02/02

今日のPR誌

誠信書房から、seishin preview110号が届いた。seishin previewはいわゆる出版社のPR誌。ほどよい間隔で届くので、たまらないで済む(いま調べたら季刊だった)。
巻頭エッセイが毎号秀逸で、今回もいい。

三浦丈典という若手建築家の「大きな屋根の下で―子どもからお年寄りまで」。

いま、母はいわゆる高齢者専用賃貸住宅に住んでいる。カーテン越しの相部屋でもないし、スタッフの人の世話で日常的には困らない日々を送っている。親切にしてくれる同居者もいるし、周りから親しまれてもいる。「ふくぶくしい顔しているね」とよく言われると、よく話してくれる。家族としてもうれしいが、彼の一文を目にして、はっとした。一見快適なのだが、何かが足りない。そう何かが。それを彼はうまく表現してくれている。

これまで過ごしてきた人生とは関係なく、ぶっきらぼうに名字で呼ばれ(略)周りから何かを頼まれたり期待されたりもしない毎日。高齢者の生活空間研究の第一人者である外山義(とやまただし『自宅でない在宅』2003)は、そういった状況に直面した高齢者が、哀しみや寂しさを和らげるために脳が唯一できる自己防衛システムが「ぼけ」であると言いました。

そんななか、彼のところに設計依頼が届く。それぞれがいろいろな役割を担い続けられる住み方とは。

調べると、外山さん、52歳という若さで亡くなっている。同書は遺作。

★おまけ 108号まではサイトに載っている。

2011/02/01

北千住問題を解く

たまたま北千住駅が話題になった。筑波に通っているある人が「駅構内で迷ってしまった」というのだ。
先週、千代田線から伊勢崎線に乗り換えようと思って、迷ったことを思い出した。
そのときの状況はもう思い出せないのだが、とにかく迷ってしまったw
たまたま写真を撮っていたので、それで少しわかった。上の写真にあるように、東武線という表示はあっても、伊勢崎線という表示がない。東武線は伊勢崎線しかないと知っていれば、迷わなかったかもしれない。
なんとかホームにたどり着いたものの、ホームにあった各駅までの所要時間の案内板を見ると、行きたい駅である牛田駅のところが空白で数字が入っていない。このホームに来る電車は、牛田駅には停まらない、通過してしまう。そう思って、別のホームに行こうとしたら、うまい具合に駅員がいた。たずねると、今度来る電車が牛田駅に停まるという。ようやく一息つけた。
迷った経験のある人は、北千住駅は行き先表示が天井案内板ではなく地面に書かれていることが多いから迷ったと言い、またある人は路線や会社が多く、ホームも複数階にわたるため、難易度が高いのだという。
北千住駅学が待たれる。
★おまけ 下の写真は矢印コレクション。大きい。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...