2012/12/28

電子書籍許諾願い


小学館から「電子書籍許諾願い」が届いた。
小学館は出版デジタル機構の一員。
ボクのように一章しか担当していない人にまで連絡しているのだから、対象者は膨大な量に及ぶのだろう。説明によれば、印税は紙の書籍に換算すると12%に相当するらしい。それにしても連絡の取れない場合はどうするのだろう。関係者全員から許諾が得られない場合、章単位の電子化になるのだろうか。
ボクが書いたのはこれ。
 「マルチメディアとコミュニケーションの日常」
色川大吉編 1997 『心とメディア』(現代の世相7)小学館
目次を見ると、
編者以外にも東経大関係者がいる。
田村紀雄、粉川哲夫。

ハーフの名前の付け方

田中刑事の記事を探している途中で見つけたよ、と教えてくれたのがサンドラ・へフェリンさんのコラム。


まずはリンク。

2012/12/27

「さようなら」

山崎ナオコーラさんのコラムがついに最終回。あっという間の半年だった。
ときどき脱線しつつ、「好きな人」という主題で書いてきた。それは主に遠くの人への片思いだったのだが、もちろん身近な好きな人もいる。
として出てくるのが、「近所のコンビニの、びくびくしながら接客する、50歳ぐらいの優しそうな店員」だったりする。
スーパーの店員や電車の車掌を信頼して、食べたり移動したりして生きている私だ。そして,顔を知らない読者へ向かって仕事している。支えてくれているのは家族だけではない。繋がりの弱い人たちへの好意を大事にして、超高齢化社会で長生きしたい。
まさに関係資本。
あらためて最初の回から読み直したくなった。本にしてくれないだろうか。

2012/12/26

忘年会

昨日は中目黒、今日は高田馬場で。
10時すぎ、高田馬場の駅前ロータリーは酔っぱらいがいっぱい。
寒空のもと、荷物とコートでできた山に突っ伏している人がいる。酔いつぶれたのだろう。
すると、脇にいた若者が「早稲田の学生は最近はこうなんですよ」と話しかけてきた。
「いや、昔からそうだよ」と言いそうになったが、やめた。

2012/12/25

クリスマスに思うこと

「個人情報」にセンシティブな割には、「個人情報」満載のSNSが流行る。
いまやフルデータの名簿は絶滅品種。
連絡のとりようがない。メールアドレスのある人、わかる人には、連絡はとれても、メールを使っていない人、アドレスのわからない人には連絡がとれない。表札のない家も見かける。
関係資本(social capital)を弱める環境を強化しておきながら、一方で「関係資本が大事」と言ってみても、それは無理というもの。
SNS世界とオフライン世界との奇妙なバランス。SNSビジネスにとって願ってもない環境、それがいまの日本。
情報縁は同質文化を持つ者の中での関係。ネットは、その中での「異質」な人に出会える機会を増やしただけ。そんな気がする。

2012/12/24

名前インタビューの再開

歳末の今日、名前インタビューを再開した。第2弾のテーマは氏名すべて。

インタビューは新宿のデパート地階にあるカフェで行ったのだが、途中抜けた食品売場は行列ができ、ごった返している。「最後尾」という看板を持った店員の姿もここかしこに見える。ここにいる限り、いつもの歳末風景だ。

1時間のつもりでお願いしたインタビュー、気がつくと、2時間近く経っていた。少し急いで、忘年会会場の韓国料理店に向かった。幹事の企画で、冒頭でプレゼント交換をした。あみだくじでボクが当たったのはサンタの赤い帽子。もちろんかぶるしかない。まったく予想していなかったのだが、これが温かくてはずせない。それだけ薄くなったのだろう。

このお店、今日の客はわれわれだけ。店主と店員はおばさん。ボクらと同年輩。

料理を注文すると、最初から作る。カムジャタンを例に挙げれば、じゃがいもの皮を剥き…という段階から始める。肉は圧力鍋で調理する。出てくるものはジャパナイズされていない、量も味も。カレンダーはペヨンジュンだけの2006年もの。なんやかんやで、店内はみごとに韓国。韓国料理店ではなく、韓国の食堂にいるような錯覚に襲われる。おいしかった。

2012/12/23

「夢中」中

電車の中で立ったままゲームをしていた男の子。降りても、そのまま続けている。靴のひもを直すべく、しゃがんだときも床にゲーム機を置きながら。
ちょっと見は二宮金次郎。


2012/12/22

白洲さんと山崎さん

東京新聞のコラムで、山崎ナオコーラさんが老いのロールモデルにふれている。
白洲正子のように年を取る気になっている彼女は、夫妻の「武相荘」を訪れ、あらためて白洲夫妻への憧憬を強めたようだ。

次郎の遺言書にある「葬式無用、戒名不用」も倣いたい、死んだ後の顔を見られたくもないし…
そして、一番のポイントは二人がベタベタしていないところだという。

ボクも老いのロールモデルに出会えるだろうか。
まずは武相荘に行ってみよう。誰か一緒に行かないかな。

調べたら、山崎さんは1978年生まれ。ということは、まだ34歳。その「若さ」で老いを意識するのはなぜなのだろう。他人事ながら気にはなる。

2012/12/21

山茶花

赤い山茶花が、三輪、開いた。
例年に比べると、遅い開花だ。
白の山茶花もあるのだけれど、この一、二年見かけない。弱いのか、変質したのか。

2012/12/20

長野駅前

会議を済ませ、一路長野。
長野駅に着くと、駅前の温度表示を見るのが習いになった。着いたときのそれは2度。今はもっと下がっているのだろう。
窓の外は、パラパラ雪。

2012/12/19

無音は手に入らなかった

大学に行く途中で、iPod touchを、ついでにノイズキャンセリング付きイヤホンを買った。
試聴したときはよかったのだが、さっそく電車内で試すと、案内テープの声がそのまま聞こえる。えっ、それはないよと思ったのだが、安全上、聞こえるようにしているらしい。それを聞きたくないから買ったのに。

で、調べた。どうやらSONYのWalkmanがいいらしい。試してみようか。

「リスニング環境にあわせて選べる3つのモード(電車・バス/航空機/室内)を搭載。環境によって異なる騒音の特性にあわせて、効果的なノイズキャンセリングを実行します」。

もっとも耳栓をすれば済む話なのかもしれない。けど、どうなのだろう。

2012/12/18

年内授業が終わった

卒制・卒論発表会、社会心理学、演習。
とこなし、今年の授業は終了。
年明け早々の1回をやれば、今年度の授業はお終い。
毎年、学生の傾向が違い、了解できるまでの時間を要する。こちらが年をとったからかもしれないけど。
来年度のシラバスも入稿完了で、気持は早くも2013年度。
授業評価アンケートを先週、実施したが、何のためにやるのだろう。

2012/12/17

卒業制作・卒業論文発表会

2012年度 川浦ゼミ 卒業制作・卒業論文発表会
●2012年12月18日10時40分から
1 町田《論文》 モンスターペアレント問題への取り組み
2 冨樫《論文》 先輩-後輩間における本音
3 田中《論文》 高校野球とプロ野球の魅力
4 有賀《制作》 野球における進塁の価値〜敵の嫌がるアウト〜
5 鎌田《論文》 現代日本における都市伝説の認識
6 今井《制作》 りるく(私的韓国ガイド)
7 小椋《論文》 ひとはなぜmixiから離れてしまったのか
8 笠原《論文》 なぜ人はTwitterに惹かれるのか?
9 中澤《論文》 ペットと人間関係―ペット・ロスについて―
10 小林《論文》 SNSがもたらす学生の就職活動への影響
11 若月《論文》 人はなぜディズニーへ行きたくなるのか〜ディズニーリピーター調査〜
12 今村《論文》 ニコニコ生放送における人気番組の分析

小選挙区制の悲哀

昨日の衆院選も都知事選もみーんな予想どおりの結果になった。ぽんぽんが痛いと言って辞めた安倍が首相になる。

投票率59.32%。
480議席の内訳は、自民294、民主57、維新54、公明31、みんな18、未来9、共産8、社民2、国民新1、大地1、無所属5。

本日、広島の弁護士グループが衆院選の無効を求めて地元の高裁に提訴した。

今日から2013年の手帳に切り替えた。あれよあれよという間に1年がすぎようとしている。

明日のゼミは卒制・卒論の発表会。今年度から、優秀作品を学部で表彰することになった。発表会は口頭試問であると同時に、その選考予選も兼ねる。最優秀賞と優秀賞の授賞式は卒業式の日に行う予定。

2012/12/16

うららかな日曜日

東京新聞の朝刊はまさに選挙公報。
投票するしかない、と思わせる。
選挙報道の大半は結果予想。「◯◯党は…の情勢」に続く「ただ、半数近い有権者は投票する党や候補者を決めていない。今後の選挙戦次第では情勢が変わる可能性もある」は決まり文句だが、考えてみれば、決めかねていると回答した人は投票に行かないのではないか。世論調査は昼間在宅者の回答で、偏っているが、投票に行く人はそういう層に多い。
人は勝ち馬に投票するのか、当落と関係なく信念で投票するのか。後者は少数なのだろうか。雪崩現象が起きそうだ。
振り返ると、長寿政党はいまや自民党と共産党だけ。他の政党は長続きしそうもない名前ばかり。中間が総崩れ。
投票を済ませて向かったのは紀尾井町。大学時代の友人の演奏会だ。後半の後半が、川崎洋のに新実徳英さんが曲を付けたもの。海に関する詩で、その中に名前のことも出てくる(来てよかった〜)。
演奏が終わると、指揮者に乞われ、ステージに上がった新実さん。「和合さんとは数年来の付き合いで、彼のツイート『詩の礫』に曲を付けた〈つぶてソング〉をYouTubeで配信している。消し方がわからないので、まだ残ってます」。
帰宅して、さっそく探した。新実さん歌うつぶてソング1コーラスの方が聞きやすいかもしれない(笑)。

★おまけ 地下鉄構内の「防犯」カメラ。なんのことはない。英語ではちゃんと「監視」になっているじゃないか。英語を勉強してよかった。

2012/12/15

百万遍さんの手づくり市

今月は15日が土曜日。ようやく行ける、と数日前に気づいた。
ここの手作り市は、ずっと家族に聞かされていて、一度行ってみたかった場所だった。

夜からの雨が降り続いていてどうしたものやらと思いつつ、部屋で仕事。外を見ると、いつの間にか雨があがっている。しかも意外にもあたたかいではないか。これなら行ける。


近くでバスに乗車。百万遍の停留所で降りると、交差点周辺はすでに、それらしき人がおおぜい知恩寺に向かっている。

境内は既に人、人。ぬかるみを避けながら、そっと歩く。本堂の柱で注意書きの物件収集。本来はNoticeとすべき箇所が、直訳のAttentionになっている。

全部は回りきれなかったが、一番混んでいたのが気仙沼から来ていたKFSアトリエ。毛糸やニットを扱っているらしい。列も長く、遠くから見るしかなく、よくわからない。

お正月飾りのお店も当然ながら多く出ていた。

帰途、出町柳駅近くのおにぎり屋さんで粕汁の文字を発見、つい入ってしまった。

「お持ち帰りもどうぞ」と看板にあったので、中で食べられるのかと思っていたら、お店の人は想定外だったらしく、急遽、スペースを作ってくれた。おにぎりを作っている脇で、粕汁をいただきながら昼食。身体があたたまった。が、食前に飲むべき薬を忘れていた。まあ、いいか。

井上先生の講演を拝聴。子どものことを覚えていてくれ、近況をたずねられた。ありがたい。

家に着いたのは結局23時すぎ。


2012/12/14

京都に向かう

桜美林大学訪問。
現地に行くと、大抵そうなのだが、偶然の出会いがある。今回も。

さて、その足で京都に向かった。

車内の夕食(写真)は途中で買ったお弁当。曰く「揚げ物を使用していないお弁当」。こんなものがあるとは。もっとも、何を使用しているかはわからないw

さて京都。地下鉄構内の階段になにやら白で字が書かれている。なんでも創業30周年とかで、お礼らしきことばが書かれている。毎日の運行には、乗客も「ありがたい」と思っている。

そのお礼フレーズの左脇に数字が書かれている。見ると、kcalという単位。 一段あがるごとに0.1kcal消費するらしい。最後まであがって、ようやく-5.4kcal。雀の涙だが、ちりも積もれば…

階段利用者を増やす仕掛けかな。

夜は雨中をついてわざわざ、銭湯へ。




2012/12/13

ホテルオークラ東京

今日はホテルオークラで会合。

溜池山王(つくづく変な駅名だ)で降りたら、途中にあるアメリカ大使館のせいで、遠回りを強いられた。
少し早かったので、正面手前にある庭園に入った。かしこに「お足もとにご注意」の看板が。足元を見ても、なぜあるのかわからない。
Watch your stepは空港のエスカレータやボーディングブリッジでおなじみの英語だけど、これを聞かされるたびに日本にいることを実感するという不思議な英語だ。

正面脇は大きな銀杏の木がみごとだ。

館内の表示がみな古いままで、何とも言えず、いい。あえて残しているのだろう。トイレの案内、レディファーストの英語にならって、日本語も「御婦人」が先になっているではないか。

帰り道、大倉集古館に寄った。インド展の開催中で、家々にあってくすんだ状態のミニミニ仏像コレクションがよかった。

2012/12/11

手書き回帰

論文を書こうと思って構想を練っていたら、ある概念が浮かんだ。
その延長上で、ふと思いついたのが手書き。
来年度から、学生の提出物(レポート、卒論)、教材を手書きにしようか、と。下書きはワープロでもいいけど、清書は手書き。

手書きの効用で探したら、2006年の「クローズアップ現代」で、手書きの効用を検証していた。
http://blog.livedoor.jp/ruedesparadoux/archives/50114518.html

汚い我が字を直視するのはつらいが、実験のつもりでやってみよう。

写経の効用も繰ってみた。すると、

1.自然の治癒力が向上する
2.指先を使うことで、脳を活性化させることができる
3.心が清浄になる。
4.姿勢がよくなり、心と体が落ち着いてくる。
5.集中力がついてくる。
6.忍耐力がついてくる。
7.字が上手になる。

コピペとは大違い。

2012/12/10

koka

午後は『子供の科学』(通称koka)編集部の取材。取材テーマはメールリテラシー。話の内容は2月号に載る予定だ。

発行元の誠文堂新光社を知ったのは『月刊天文ガイド』がきっかけだった。
天文ガイドの創刊年は1965年。ボクが天文に興味を持ち始めたころだ。
当時、天文関係の雑誌には『月刊天文』があった。また兄からは『自然』を勧められていた。しかし、前者は中学生には難しく、後者は天文は一分野でしかなく、いまひとつ乗り気になれなかった。そんなとき創刊されたのが同誌で、創刊号以来、しばらく定期購読していた。
今回、取材申込があったとき、その天文ガイドが一気に一気に思い出され(kokaも、増刊号含めときどき買っていた)、同社への恩返しのチャンスと思い、二つ返事で引き受けた。
そうした思い出話をメールに書いたら、ありがたいことに『子供の科学』と一緒に『天文ガイド』の最新号もおみやげに持ってきてくれた。40年ぶりぐらいに見る表紙だ。
表紙は、ロゴもそのままで、基本レイアウトも変わっていない。なつかしいかぎりだ。

天文ガイドはしばらく持っていたが、いつかの引っ越しで、東海大付属高校の天文部にあげてしまった。どうなっているのかなあ。

2012/12/09

うどんと蕎麦

朝起きると、雪が舞っている。今日は姪の結婚式。

披露宴でのパートナーの挨拶が気が利いている。
ボクたちは似たところが多いね、と、よく話しています。考え方も性格も趣味も…。しかし…

と、いったん空白があったその後で、彼が続ける。
彼女は蕎麦の県の出身ですが、ボクはうどん県の出身。そこだけは違います。
最後、北信流万歳を初めてやった。少しアレンジして。

親族だけのこぢんまりした、出席者同士よく話した、心温まる披露宴だった。

幸多かれと祈る。


2012/12/08

車内で文庫

新幹線の中で、小倉昌男の『経営はロマンだ!』を読んだ。小倉さんは宅急便の生みの親。本の中で、成果主義にふれられている。

このころ、管理職の人事評価は「人柄」を基準にすべきだと思うようになる。成果主義は考え方としては正しいが、測定が難しい。ある時期に上がった成果が現任者の功績か、前任者の種まきによるものなのか、はっきり分けられないからだ。それなら「誠実」「部下の面倒見がいい」といった人間性を重視した方がいい。これが企業風土になれば客に対しても誠実な社員が増えるはずだ。

彼は遠慮して書いているが(オリジナルは日経の「私の履歴書」)、実は成果主義をよしと思っていないのではないか。成果をある個人に還元することがいかに奇妙なことか、そして、できないことをあたかもできるかのようにする主張は、結局、成果を呼び込まない。むしろ、弊害の方が大きい。
小倉さんは引退後、スワンベーカリーの創業はじめ、障害者福祉の世界をスイスイ泳いでいる。

長野駅に着くと、駅前の電光掲示板は2度を示し、空からは雪が舞い降りている。今夜から大雪になるらしい。

2012/12/05

初の有明

有明にある武蔵野大学に行ってきた。

りんかい線で行ったのだが、意外に近い。展示場前駅で降り、パナソニックビルを抜け、TOCに沿って歩くと、正面が武蔵野大学。

帰りは東京テレポート駅まで歩いた。ヴィーナスフォートを覗きに行った。2階に行く階段はどころどころにサビが出ている。こういう景色は、そこがたとえにぎわっていても、ある種の予感をかき立てる。

2階は中世ヨーロッパのキッチュ空間。照明で明るくなったり、暗くなったり。行ったとき、噴水の周りで人工降雪イベントの真っ最中。ケータイで撮っている人ばかり。こういう光景はすっかりおなじみになってしまった。

違和感だらけの空間は、社会見学と割り切っても辛かった。

2012/12/03

統計の授業

大学院の授業は先月からデータ解析編に入った。
使っているソフトは、フリーのjs-STAR2012(OSフリー)と、SPSS。
ボクがやりそうな解析は前者だけで十分。
それに清水さんのHADがあれば、もう商品ソフトは不要。ただWindowsでしか使えないのが残念。VBAで動くようになっているので仕方がないのだけれど。
js-STAR2012もHADも、Rの前でたたずむ人にも使える。
ただただ感謝。

2012/12/02

大豆の収穫

週末はオレンジページ「まめ部」の企画に参加し、大豆収穫のまねごとをした。

まず、おやき体験から。
左の写真に映っているおやきが自分たちでつくったもの。中の具はカボチャ餡、ジャガイモさいころの醤油バター。生地が余ったので、野沢菜のたまり漬けバージョンも急遽作った。
おやきは小さい頃、祖母や母がよく作ってくれた。丸茄子の輪切りに味噌を少し乗せたものが特に記憶に残っている。市販されるようになって久しいが、おやきは当時は家々で作るものだった。

お昼のプレートは、おやきに加え、大根のフライ、大豆のコロッケ、長ネギのバター蒸し、青菜と茸、大豆の煮物。

昼食後、いよいよ畑に行って大豆の収穫。となるはずだったが、あいにくの雪で(濡れたら収穫できない)、その前段しかできなかった。

写真のように、自立ハゼのようなものを作り続けた。それだけでも楽しかったし、なによりも 売られている状態で、既にさやに豆がおさまっているのを初めて知った。豆が愛おしく見えるから不思議だ。

帰り、地元のお米やリンゴまでいただいてしまった。次回は、収穫予定の大豆で味噌仕込み。

2012/12/01

ああ小諸駅

しなの鉄道ファンクラブにずっと入っている。
鉄道が続いてくれればと思い、寄付のつもりで始めたのだが、メンバーズ特典がいくつかあり、一つが枕木への名前掲示。
クラブの開始と同時に入ったので(当時はレールサポーターと呼んでいた)もう十年近く続けている勘定だが、その名札を見たことが一度もなかった。
以前、ニュースで、雪の下からボクの名札が映ったらしく、それを見た友人が、もしかして、と教えてくれた。唯一、それだけ。
今回、近くに行くので、小諸駅で下車し、現物を見てきた。あいにくホーム上からは名前が写らず、困っていると、交代する運転士を発見。無理を言って、軌道に降りてもらっての撮影となった。
場所は、2番ホームのレールの一部。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...