2013/06/30

ユリーカ!

サイドボードの観音扉の蝶番が壊れ、ごまかしごまかし使ってきた。半年前、同じ蝶番が見つかったのだが、1個1万2500円もする。

それが昨夜のひらめきで一気に解決した。そうだ、ふすま式にすればいいんだ。扉間に少し隙間はできるが、気になるようであれば、取っ手をつければいい。

今日、DIYショップでガラス戸レールを購入。上下レール、両面テープを含め、420円なり。

今日はお風呂の湯を少し多めにしよう。
もちろん、「ユリーカ!」

2013/06/29

お花代

久しぶりに会った友人と散歩がてら、母への花代を頂戴した。
ありがとう。
何の花にしようか。
また思い出してしまった。

2013/06/28

1ヶ月後がどきどき

研究会に出たら、地肌マッサージャーなるものを頂戴してしまった。
1ヶ月使った友人の頭が早くも密林状態になっている。
ボクもなりたいから、今日から使用しようw

2013/06/27

研究室はきれい!?

お昼を挟んで会議がふたつ。
そのあと、学生の来訪。
初めて研究室に来た学生が「先生、きれいですね」。
これまで、よほどきたない研究室を見てきたのだろう。
もっときれいにして、
「先生、超きれいですね」をめざそう。

2013/06/26

偶然の偶然

なんとなく書棚から取り出し、パラパラ眺めていたら、名前に関する記述が出て来てビックリ。

教育の方法9 子どもの生活と人間形成』だ。1987年刊と四半世紀前の本。捨てなくてよかった。

堀尾輝久の論考「子どもの生活・文化と人間形成:自己意識を中心として」。
そして、村井潤一の「幼児期の人間形成と自我の発達」。

堀尾さんは文中で、羽田澄子の映画「痴呆性老人の世界」を紹介している。

百人一首の下の句をすらすら続ける老婦が、自分の娘がわからず、自分の名前にも反応しない。自我意識は「記憶の世界とは別に、自分自身の名前を忘れ、自分についての意識も、対象知覚より先に薄れ、情況と混融し、消失していくだろうか」。

名前がわからなくなるときのことを全然考えていなかった。

村井さんは、自己自身の命名は、両親への「命名より遅れる。自分の名前は、名前の中でもっとも多く聴いていると推定されるにもかかわらずである」。以下、理由説明が続く。

名前に関する発達的観点の記述がほしかったので、ありがたい限りだ。うれしくなって、この偶然を誰かに話したかったが、あいにく見たらず、結局、ここに書くことにした。

今回の発見のきっかけは、今日の依頼取材。こんな副産物があるとは。受けてよかった。取材でやってきた3名はいずれも、名字2文字、名前1文字。桂さん(Cats Lalala)、きょうだいが「し」で韻を踏んでいる太さん、剛さん。しばし名前談義。

2013/06/24

名前による自己紹介

「木を見て森を見ず 心理学」で検索したら、東京未来大学の教員ブログがヒットし、そこで磯さんのブログを見たら、名前のことがふれられていた。
題して「名前と役は人を作る?」。

竹内先生も自身の名前にふれている。
「私の名はどうしてこうなったのか。それは、私の父が大学時代にお世話になった教授のお名前から、一字を戴いた為です」。

ボクの場合?
命名の過程がさっぱりわからないので、語るとしても、再解釈が精一杯。難読も特徴のひとつかな。「やすし」か「こうじ」が関の山。


2013/06/23

形見分け

きょうだいで集まって、母の形見分けをした。

ボクがもらったのは自分の母子手帳。

「お産の記事」と題するページの最上段が「分べん日時」。
そこに書かれていたのは誕生日の翌日、午前1時15分。
初めて知った「本当」の誕生日。ガーン(笑)
ずっと「表現力が豊かで、鋭い観察眼の持ち主」と思っていたけど、本当は「理想主義者にして、実用主義者の一面も」だった(笑)

体重は2,600瓦。

「配給の記事」というページもある。
26.9.7 妊婦用砂糖券交付
26.11.20 母乳用砂糖券交付済
まだ、この時代、砂糖は配給物だったのだ。大変な時代に産んでくれたことにあらためて感謝するしかない。

さて、いま使っているエプロンは、大学に入ったとき、母の作ってくれたもの。これも(生前贈与の)形見だ。

同じ箱に、5年後に生まれた弟の母子手帳もあった。ボクのときにはなかった児童憲章が表紙裏に載っている。いい時代に生まれたものだ。

あらためて、娘の「母子健康手帳」を確かめると、どこにも児童憲章が載っていない。テンプレートに載っていない。いまこそ載せたい。

2013/06/21

選書ツアーに参加した

学内企画の選書ツアーに参加した。行き先は紀伊國屋書店本店。

教員は付き添うだけと思っていたら、選書してもいいという。さっそくカゴを手にまずは3階へ。好きな本が自由に買えるなんて、至福のひとときだ。

途中で、「Scripta」夏号、「子育てに役立つ!聴き書きスタートBook」「じんぶんや第89講」を入手したり、店内を気ままにブラブラ。

ボクがカゴに入れた本——後期の授業で使う、山岸さんの社会心理学の本、ドリアン助川の老子の本、『技法以前』。パラパラめくっていて、第7章の「プライバシー、何が問題か」が気になったからだ。あと、柳父さんの『未知との出会い』。夏の韓国研修用に『さよなら、韓流』。授業の学生向け参考書として『排斥と受容の行動科学』。ここで、1時間の選書タイムが尽きてしまった。みすず書房の本とか見逃した。

いずれ本が届いたら、ポップを書く約束だ。

2013/06/20

コミュニケーション学を語れるか

「蛍雪時代」から取材依頼があった。あの分厚い冊子のどこかに、見開きで載るらしい。「コミュニケーション学の魅力を語られたし」とのことで、ありがたい限りだ m(_ _)m

十数年前、横浜にいたときも、同じような趣旨、つまり所属する人間科学科の魅力を伝えてほしいとの依頼があり、そのときは原稿を書いた。1ページものだった。「読んだよ」反応はなかったが、一人でも受験者が増えたのであれば御の字だ。

ボクの高校生時代、蛍雪時代の主な読者は受験生、生徒だった。いまは、高校の先生はじめ受験指導に当たる側らしい。ABC協会に旺文社は参加していないので、実売部数はわからない。

2013/06/19

ポスター作り

ゼミを紹介するA1のポスター「ゼミのコミ部のゼミ」に続けて、卒業制作・卒業論文リストのポスターを作った。

冒頭のコピーには気を使った。卒制や卒論を出しても卒業していない学生がいるからだ。来年はどんなタイトルが並ぶのか、楽しみ!

しばらくポスターにはまりそうだ。あの大きさ、そして紙という手応えがいいから。

2013/06/18

Kulig 2013:名前がなんだ

名前がなんだ、大切なのは中身だ:ユニークネスの勘違い!

What's in a name? Our false uniqueness!
John W. Kulig*

British Journal of Social Psychology
Volume 52, Issue 1, pages 173–179, March 2013

抄録
本研究が調べたのはわれわれのファーストネーム知覚だ。研究1で、参加者は自分のファーストネームを(ヨークコントロールによる推定値と比較して、つまり実際よりも)希少なものと見なしていた。このファーストネーム・ユニークネス効果は、名前の珍しさに関係なく、性別に関係なく、確認された。ユニークネス・バイアスは、(Caitlynという名前の別バージョンのような)バリエーションが豊富で短縮された名前だからではなかった。研究2が確認したことは、珍しい名前の方が好まれ、そして、われわれが名前変更を考える際、珍しい名前に注目することである。名前ユニークネス効果全般に関するいくつかの理論説明が考察されている。

Abstract
The current study investigated our perception of first names. In Study 1, participants estimated their own first name to be less frequent compared with estimates from yoked controls. The first name uniqueness effect was seen for both rare and common names, and male and female names. The uniqueness bias was not due to differential encoding of variegated and shortened names, such as different versions of the name Caitlyn. Study 2 established that rarer names are preferred, and, that when we contemplate a name change, we often consider rare names. Several theoretical explanations for a general name uniqueness effect are proposed.




●フルテキスト
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/bjso.12001/full

●おまけ

関学ジャーナル234号
12ページ:数字でみる関学:関学生に多い名前・名字

http://www.kwansei.ac.jp/pr/attached/0000022041.pdf
東経大でも可能だろうか。

2013/06/17

大学院の授業

今日から受講学生が2名増え、総勢7名になった。ただ、今日は一人が発熱で欠席。見かけ上は6名。
にぎやかになってうれしい。発言も多いので楽しい。
今日の内容は、質問紙のチェック、調査・分析のTips。そして自由記述の処理法。

2013/06/16

この時期の同窓会

夕方から、同窓会地区総会に大学側の代表として出席。
ミッションは大学の近況報告。
そのあとの懇親会では選挙の話題も出た。大学教育への注文も。

2013/06/15

名前カウンセリングはありかも

井の頭線に乗ったら、車内放送に新たな項目が加わっていた。うろ覚えなので違うかもしれない。

「スマートフォンやゲーム機をしながらホームを歩かれると、たいへん危険ですので、おやめください」。

それをしていない人まで聞かされるのは、たまらない。

車内放送の内容史、鉄道会社は記録しているのだろうか。1回聞いてみたいものだ。

さて今日は、父母懇談会。昨年同時期は数人だったが、今回は十数人と3倍に増えた。学部の説明を終えたあと、名前の話にふれた。

話し終えて部屋を出ようとすると、ある保護者から「名前に関する本は書かれていますか? あれば読みたいのですが」。「あいにく未刊です」と答えるしかなかったのだが、その後、堰を切ったように自分の名前について話し出した。

ある日、初対面の人に名前の文字を説明する必要があって、「裕福の『裕』、余裕の『裕』です」と言ったら、軽く笑う声が受話器の向こうから聞こえたのだという。なんとも失礼な相手だが、「いい名前でしょう」と返す余裕がなく、「悔しくて、悔しくて」。

別の保護者の人からは、子どもの名前はテレビを見ながら付けたので、「かわいそうかしら」と言われた。きちんとフォローしたら、「そうですよね。安心しました」。

名前カウンセリング、ひょっとしたら需要があるかもしれない。

2013/06/14

ゼミ研修の準備

韓国ゼミ研修の件で、韓国出身の同僚に相談にのってもらった。

まず教えてもらったのがスターラインという旅行代理店。

ホームページを見ると、韓国専門旅行社と紹介されている。納得。
電話をすると、まず「アンニョンハセヨー」。
その場で見積もってもらった。出てきた数字は同業他社の8割強。
仮予約をした。

同僚からは、また見学させてくれる福祉施設やお薦めホテルの情報ももらった。

さらに、事前学習向けの本として勧められたのが『韓国人の作法』。目次を見ると、名前に関する項目もある。「なぜ赤い色では名前を書かないのか?」


2013/06/13

追い越したいのに……

今日は朝から雨。
大学までの道のり。すぐ前を傘をさした学生が歩いている。そのすぐ前に傘をさした二人連れの学生。目の前の学生はその二人を追い越したいのだが、なかなか追い越せない。右に行ったり左に行ったり。声をかける風でもない。
どうでもよかったのだけれど、あえて「すみません」と言って、二人に間を空けてもらった。すぐ空けてくれた。すると、件の学生もボクに付いてきた。

2013/06/12

頭が回らないw

なんのこれしきと思っていたけど、疲れていたようだ。

学部に関する取材→会議→表彰式(昼休み)→大学院会議→教授会→代議員会→番外おしゃべり。

表彰式のあることをすっかり忘れていた。幸い、呼び出し電話でことなきを得た。この日に限って(ではないが)、朝、一日の予定を確認し損ねていた。

2013/06/11

大井川鉄道

先週末は大学時代の友人6名と寸又峡方面で過ごした。天気にも恵まれ、いい骨休めになった。

1日目 東京→金谷(大井川鉄道)→新金谷(SL、ふるさと弁当)→千頭→(バス)→寸又峡温泉(露天風呂)。

2日目 寸又峡温泉(バス)→奥泉(南アルプスあぷとライン)→井川(南アルプスあぷとライン)→接岨峡温泉(昼食、バス)→千頭(大井川鉄道)→新金谷→新東名。

宿では、思いもかけず孫の疑似体験ができた。たまたま同宿した家族のしょうごくん(4歳)が付き合ってくれたのだった。干支を聞かれたのがきっかけで、十二支の復唱で遊んだ。

さて、あぷとラインはすごい!としか言いようがない。こんなところに線路を敷き、トンネルを掘り、橋を渡すとは。カーブが多く、軋む音もすごい。

2013/06/10

「道:白磁の人」

道:白磁の人」を見た。
3度泣いた。妻が逝くシーン、浅川巧が逝くシーン、そして……
映画には、若き日の柳宗悦が出てくる。

ところで、浅川巧の「巧」をもらったのが写真家の藤本巧さん。

2013/06/09

なだいなださん逝去

「作家で精神科医のなだいなだ(堀内秀=ほりうち・しげる)さんが6日死去。83歳。東京都出身」。

なだいなださんがわが高校にやって来て講演をしてくれた。45年前のことだ。
冒頭でこんなあいさつをした。

「わたしはやだいやだではありません」。
この一言で講堂に笑い声が響いたのは言うまでもない。

校長室の前あたりに、彼の色紙が張り出された。しばらく揮毫を覚えていたのに、思い出せない。

最後に読んだのが「ちくま」に連載していた「人間、とりあえず主義」の177回。「カユザック事件とメディアパール」。

合掌。

「完璧を求めず、とにかくやってみて、ダメなら直せばいいさ」が口癖だった、と立尾良二記者(東京新聞)。

2013/06/07

知恵袋人気の背景

夕方、ある衛星放送局の取材を受けた。テーマは相談サイト人気の背景。
数年前に三浦さんとやった知恵袋論文を久しぶりに読んだ。

当時のプレスリリースはこちら。
ほんとはしたい人助け(ネット生活予測 No.3)
チエブクロのなかみ(ネット生活予測 No.6)

放送日が決まったら、お知らせしましょう。

取材クルーはひとり。撮影とインタビューを同時にこなす。同じ(と言っても現実には無理だが)内容で別アングルで撮影。クルーの人数が減った分をこちらがカバーする。

2013/06/06

ミニ旅行

近所の病院で急遽、1泊2日。
収穫2つ。
その1。
食堂に置いてあった毎日新聞で、長田弘が第28回詩歌文学館賞贈賞式日本現代詩歌文学館)で名前に関する記念講演「詩と固有名」を行ったことを知った。長田さんは福島市の出身。今度の震災で被害の大きさが犠牲者数で語られる違和感にもふれている。全文を読みたい。
もう1つは農作業の楽しみ。食堂で知り合ったおじいさんが庭の一角に稲を植えているのだという。苗床作りから、最後は一升瓶で搗いて玄米にするまでを語ってくれた。品種は農大のコシヒカリで、収穫は3合ほど。蕗もいいよと勧められた。蕗の薹はじめ年に数回楽しめるから、と。「楽しいんだけど、長期旅行がしづらくなったね」とも。

2013/06/04

公開ゼミの記録

「震災と名前」というタイトルで公開ゼミを行った。報告者はゲストのお二人。
学生の参加者は結局、ゼミ生だけだった。

ゲストは、スクールカウンセラーの浜田さんと、南相馬の消防署長だった森さん。森さんは空間線量計を携帯していて、「やはり建物の中は低いですね」と。

浜田さんは子どもたちが自分の名前について嬉々として話してくれたのが忘れられないと語り、森さんは、なぜ原発名に福島を冠したのだろうか、と問う。近くでも女川であって宮城ではない。

「用意してきた原稿の1/3しか話せなかった」と森さん。日にちで言うと、3/11、12、13どまり。残りの話をうかがう機会を作りたい。

追伸 学内の情報を学生に知らせるのが意外に難しい。電子掲示板風システムが学生向けの基本広報手段なのだが、当の学生に聞くと、いろいろな情報が流れるので、ほとんど見ないという。また建物入口の掲示板も、部署別に分かれていて、どの情報がどの部署に属しているのか、わからないと見られない。それにくらべると資格取得関係の案内は目立つところに置かれている。

2013/06/03

「個別研究指導」

M2のふたりが報告者。
前半は質問紙の検討、後半は原稿の検討を行った。
質問紙は今日で完成(のはず)。原稿は序章の冒頭だけだが、期待できる出だし。前者は中国人留学生の情報行動、後者は日系企業のネット上におけるリスク管理。「金盾」はじめ、中国ネットの固有名詞に詳しくなりそうだ。

2013/06/02

らっきょう

昼すぎ、芝公園へ。
帰り、待ち合わせて夕食。
帰途、スーパーに寄ったら、高知産の洗い済みらっきょうが売っていた。
買ってきて漬けた。
3週間で食べられるようになる。

2013/06/01

オフとオン

土曜日の電車はベビーカーが多い。逆に言えば、ベビーカーの多さは平日ではない証だ。乗り合わせた同士で会話が生まれている。こういう光景はほっとさせる。

今日は午後から会議。

帰途、牛乳を買って帰ったら、家族も買っていた。よりによって、ボクは2本も買ってしまったので、いま3本が冷蔵庫に入っている。

東京新聞夕刊のトップは「下宿復活」。学生時代の1年、井の頭公園に近い、賄い付き下宿に住んでいた。手羽の甘辛の好きな大家さんだった。この記事で、大家さん側のメリットに気づかされた。「高齢者の見守り効果を期待され復活しつつある」。

急遽、学部ポスターを作ることになった。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...