2013/08/31

「せんせー」

遅めのお昼を取りに近くの食堂へ。

カレーを食べていると、以前かかったことのある歯医者さんが入ってきた。
あいさつを交わしたら、それを見ていたオーナーが「お知り合いですか?」。
「歯医者さんで、診てもらったことがあって」。他に答えようがない。
すると、彼が、ボクをさして「大学のせんせーなんですよ」。

「そうなんですよ、患者さんなんです」で十分なのだ。

この先生、診療中も、よくボクのことを「せんせー、せんせー」と言っていた。名前で十分なのに。

2013/08/30

子供<ペット

「週刊ダイヤモンド」にこんなグラフが載っていた。

こんな比較もあるのかと思ったが、どうりでペットの方をよく見かける。

ペットフード協会「2012年全国犬猫飼育実態調査

15歳未満人口は「過去最低の1,649万人…32年連続減少

40歳を超えた独身男性と話したのだが、予算削減で、数年前に、それまであった第3セクター的な出会いの場がなくなってしまったという。民業圧迫との批判もあったらしいが、このままでは独身者は増え続けそう。

2013/08/29

おはよう

目の前にある納豆。賞味期限が14.2.1と印字されている。
一瞬、目を疑った。一見、何の変哲もない納豆だけど、なにか違うのだろうか。

表示の下の方を見て納得。
保存方法:冷凍保存
冷凍すれば半年持つんだ。

今朝の朝刊。
ある新聞(時事通信系)は「『日本だけのことでない』=歴史認識、国連総長が釈明」。
別の新聞(共同通信系)は、「潘氏『日本での誤解残念』歴史問題、対話解決訴え」。

前者は、外務省発言の引用。したがって、「……と述べたという」「説明したという」という間接形で書かれている。伝聞でいいのだろうか。後者は潘事務総長の記者会見をもとに書かれている。
彼自身の発言原文を探したが、見つけきれなかった。

2013/08/28

どう解釈すればいいのか

「馬頭観音25m」とあるので、寄ってみた。
観音様自体はお堂の奥の方にあって、よく見えない。
案内板にはこう書かれていた。
藩主の馬が大火災で焼死。それを祀ったところ、参詣者が増加し、盛況をきわめた。しかし、星移り年変わるにつれ、扱いがおろそかになった。明治初頭、疫病が流行り、若者が大量死。僧侶や易者がこぞって馬頭観音のたたりと指摘。そこでお堂を整備し、大供養したところ、若者たちが快復。以来、毎年、祭典を行っている。
こうした言い伝えはほかでも見かける。因果関係は別にしても、こういう事実はあったのだろう。

2013/08/27

南で読書

このところ、過ごしやすい日が続くようになった。
さて今日から明後日まで、暑い南へ。
機内では、頂戴した『就活女子』読み。
最初に読者の就職態度を4分類し、それに対応した記述で進められる。
最終的に就職が決まった人たちのケース報告だが、これまでの類書に比べると、企業名はじめ固有名詞が多く出てくる。学生の本音も多く、リアリティがある。うなづきながら読めるのではないだろうか。
それにしても、いまの学生はこうした修羅場をくぐり抜けていくのだから、すごい。

2013/08/26

研究室の再配置

エアコン工事で片付けた研究室。
せっかくの機会なので、模様替えすることにした。
まずはテーブルを真ん中に置いて、四方、どこでも座れるようにした。
6人まで対応できる。ということは大学院の授業であれば、ここでできる。
もらった椅子の座面が、不思議なことに水溶性の塗装らしい。塗り直さないといけない。

★昔の職場に四方さんと言う人がいた。元気だろうか。

2013/08/25

第3回オープンキャンパス

さあ、Keynoteでプレゼンテーション。
ところが、スクリーンに表示されない。
結論から言うと、「再生」モードの状態でプロジェクターに接続したらアカン。理屈を考えれば納得する部分もある。
いつも、ではないらしいが、ときどき発生するらしい。

2013/08/24

第2回オープンキャンパス

今日も今日とて大学へ。

乗り換えるべくK駅の構内を歩いていると、ある大学のオープンキャンパスの案内板を持って立っている人がいる。学生だろう。そこに行くらしい親子が彼女に話しかけている。いい光景だ。

高校の時「とて」というあだ名の先生がいた。どうして「とて」になったのか、理由はわからない。存命であれば、70代後半だろうか。

2013/08/23

I先生の通夜

87歳でご逝去。
晩年は福祉事業にかかわられた。
合掌。


2013/08/22

説得コミュニケーションの王道

Y交バスの車内アナウンスにびっくり。

「走行中の移動は危険ですので、バスが止まってから、お立ちください」といった、よくある内容の自動音声が流れた。

その後だった。運転手の肉声が続いた。

「6月、走行中のケガが実際に起きています」。

こう言われたら、もはや立てないし、立ちたくなくなる。

★おまけ
デパ地下で納豆売場を見に行くと、地元産10種類のうち、たれ付きは1つだけ。恵まれている。買いたかったが、代わりに茹でトウモロコシを買った。期間限定で、新幹線車内販売で扱ってくれないでしょうかね。

2013/08/21

26年ぶりの駅前

車中で『田中宏和さん』を読み終えた(座席の脚部のデザインがスッキリしている)。おもしろかった。
著者は、15人の田中宏和さん。装丁も田中宏和さん。長野県在住の田中宏和さんが何名か含まれている。

通称、「レコードの田中宏和」さん、曰く「同姓同名の会に参加すると自分の名前が無くなる、という不思議な感覚を味わえます」。


残念ながら、ボクの名前では味わえそうもない。

駅前のホテルで昼食をすませ、1時間に1本のバスで目的地に向かう。

バス停の少し先に、典型的な文化イベント施設が見える。

市街地のはずれにある、大きい。
今日の利用者はボクだけ。
閉館ギリギリまで仕事。
帰途は20分歩いた所にある駅から戻った。

出張恒例の書店訪問。
ご冗談でしょう、ファインマンさん』がいつの間にか、文庫になっていた。上下2分冊。奥付を見ると、「上」の32刷に対し、「下」は27刷。上下の刷数が同じ本は珍しいのかな?

2013/08/20

「五感とファインダー」

五感とファインダー×東日本大震災」というブログを開設しました。
映像とトークの連続講演会です。みなさんの参加をお待ちしています。
来年1月までのブログです。

あれから、たった2年半しか経っていないというのに……。

スクープw

17日から始まった「ボローニャ・ブックフェアinいたばし」。

その紹介記事の写真がいい瞬間をとらえている(東京新聞8/18朝刊)。

かあーっと見開いた目。目が点になっている。典型的な驚きの表情(笑)

笑いの表現が、(笑)かwで評価が異なるらしい。ボクはどちらでもクェンチャナヨ。

研究室のエアコン交換工事が終わり、久しぶりのすっきりした研究室で仕事。

2013/08/19

『無印都市の社会学』

近森高明さんと工藤保則さん共編の『無印都市の社会学』を頂戴した。
無印とは「個性のない、アイデンティティを欠いた」という意味だ。無印都市はgeneric city。ジェネリック薬品のジェネリックだ。

出てくるフィールドは、以下の18か所。
  1. コンビニ
  2. 家電量販店
  3. フランフラン
  4. ショッピングモール
  5. パーキングエリア
  6. マンガ喫茶
  7. パチンコ店
  8. ラーメン屋
  9. TSUTAYA/ブックオフ
  10. フリーマーケット
  11. 音楽フェス
  12. アートフェスティバル
  13. 自転車
  14. フィットネスクラブ
  15. 都市近郊ビーチ
  16. 寺社巡礼
  17. パワースポット
  18. 寄席
第一の読者は、これらで卒論を書こうと言う学生。言わば、卒論の種が詰まった本。育ててくれるのを待ってるぜ!という姿勢で書かれている。しかし、卒論を書かなくとも、読んでから出かけると、見え方が変わる。この本は、視点を提供してくれているからだ。
各章末の「もっとかんがえる」とブックガイドも充実している。

無印都市にボクらはどこまで耐えられるのだろう。

さて今日。韓国からお客さんが見えた。楽しそうな企画とともに。

2013/08/18

宮城の新聞

『6枚の壁新聞』と『河北新報のいちばん長い日』を読み終えた。
前者は石巻日日新聞、後者は河北新報のそれぞれの3.11(以降)が綴られている。
『6枚の壁新聞』を読んでいると、記者同士が互いの自宅や家族をよく知っているのに驚く。父親の代の時代の雰囲気だ。後半は6名の記者の日記。これがいい。
渦中にあると、何も情報が伝わってこない。そんな状況では手作り新聞が元気になる。

石巻日日新聞 設立1912年10月
河北新報 販売部数(ABC公査)朝刊約44万部、夕刊約8万部(2012年1月)

2013/08/16

『社会心理学講義』

小坂井さんの新刊

意を強くさせられる本だ。

「世界は夥しい関係の網から成り立ち、究極的な本質はどこにも見つけられない。しかしその関係こそが堅固な現実を作り出す」。

知覚レベルでさえも関係でしか成立しないのだから(例、色は単独では存在しえない)、認知レベルであれば、なおのこと。

これまでバラバラだった「知識」に糸をとおしてくれるのもありがたい。

はっとさせられる引用も多い。

「忘却と歴史的誤謬が国民形成のための本質的要因をなす。したがって歴史研究の発展は国民にとって危険な試みなのである」(ルナン、1992)。

仙台駅。お土産階は三全が行列。レストラン階は青葉亭が行列。今日もUターンラッシュ。

2013/08/15

仙台は涼しい

今日の夕食は、せんだいメディアテーク脇にある「旅カフェ サマルカンド」。

昼間、腰の深く曲がったおじいさん(ボクが言うのもなんだが)がお店の前でニコニコしながらチラシを配っている。なんとなく気になってチラシを受け取り、「あとで行きますね」と言ってしまったこともある。

階段を上がった所の入口には署名の全面広告が貼ってあったり、社会派。

店内は薄暗く、一瞬(笑)不安になった。お客さんもいない。が、そこまで。奥さんと思しき女性の表情で、ホッとした。

食事したいと告げると、「サラダバーを用意しますね」。

マトンカレーを注文した。サラダバーのコーナーに行くと、サラダ以外のメニューがすごい。蕎麦、焼き魚、大根やひじきの煮物、漬物、もずく、……。

「メニューに、ポトフもありますが、温めますか?」
一瞬びっくりしたが、「少しで」と答えて頼んだ。

味も薄めでおいしい。店内は禁煙。

サラダバーにはデザートもある。

済ませて、メディアテークに戻り、仕事のつづき。

数年前まで、自宅で教会をしていたとか。お店も、その雰囲気が漂っている。

▲仙台市営バスのつり革は二本締め(というのかなあ)。絶対ぶれないゾ!という強い意思を醸し出している。正解はV字つり革

河北新報夕刊の桜井薬局広告で「俵万智」賞短歌発表。
入選作の一つに、
「清盛の姫君德子と 同じ名の 只それだけの德子の幸せ」(太白区の德子さん)

2013/08/14

「本名の使用」

福岡安則 1997 本名の使用 福岡安則・金 明秀 在日韓国人青年の生活と意識 東京大学出版会, pp.77-91.

「本名使用度」* を従属変数とする重回帰分析(説明率 = .150)
独立変数:性別、年齢、学歴、同胞サイズ、親の民族意識民族教育接触、被差別経験、民族団体参加、父親の職業階層(太字は< .05)

*「本名使用度」:1 すべて通名、2 ほとんど通名、3 どちらかといえば通名、4 ほぼ同じ、5 どちらかといえば本名、6 ほとんど本名、7 すべて本名
「なじんだ名前で生きることが、自然な行き方だ」という感覚が、むしろ、現在の在日韓国人青年(3世:引用者注)の通名刺用の根拠となっている。
調査票と単純集計

参考文献
原尻英樹 1989 在日朝鮮人の生活世界 弘文堂
伊地知紀子 1994 在日朝鮮人の名前 明石書店

2013/08/13

「族譜」

上映会で見逃した「族譜」を見に韓国文化院まで行ってきた。

ただ単純に、族譜に関する手がかりを得ようと、予備知識のないまま、見たのだが、テーマは族譜というよりも、1940年代に日本が行った創氏改名の強制だった。総督府の執拗な対応、憲兵の拷問はじめ、つらいシーンが多い。

作品情報を得ようと、帰ってから調べると、梶山季之原作だった。びっくり。

彼が同名の小説を書いたことは知っていたが、それが映画化されているとはまったく知らなかった。なぜ日本人の原作を映画化したのか。

イム・グォンテク監督のコメンタリーによると、「日本人原作の小説であれば、日本人がこんなことはなかったと言い逃れができないだろうという意味」。

yohnishiさんのブログにもあるように、「『白磁の人』にも通じるところのある作品である」。最後が葬列場面で終わるだけでなく、一人の志ある日本人を主役ないし準主役に描いている点も似ている。それがせめてもの救いでもある。

学生用に『韓国の旅ガイド』を頂戴して帰った。

2013/08/12

雷大会

長野から戻る。靴で出かけ、帰りはサンダル。

東京は夕方から雨。しかも雷が花火大会のように続けざまに鳴る。いったい、どうなってしまったんだろう。

今日は母の新盆。長野では「あらぼん」と言う。朝一番で、20分ほどお経をあげてもらった。今日から忙しくなるらしい。

お坊さんが帰ってから、しばらく小5の姪とおしゃべり。なんでも、日記は3日分書けばいいのだという。びっくり。いつの間にこうなったのだろう。どういう「配慮」なのだろう。

兄とお寺へ行き、お墓に花を供え、樺で迎え火をやった。これまで家の前でしか焚いたことがなかったが、和尚さんの勧めもあり……。

兄と分かれ、何十年ぶりかに(市立)図書館に寄った。以前、県立図書館のあった場所で、市立になってからは初めて。ごくごく普通の建物だが、入口近くに「立ち小便禁止」の掲示があり、びっくり。こんな場所でする人がいるとは、ね。

入ってすぐの場所に、「戸井十月」の追悼コーナーがあり、生涯の紹介とともに10冊ほどが置かれていた。いいね。

せっかく来たので、涼みがてら本を読むことにした。『みすず』があった。原武史が「日記」を連載している。日付も入った本当の日記だ。しかも毎日載っている。5月7日の記事に、勤務先の図書館で記事検索をしようとしたら、パソコンを学生に占領されていたくだりが書かれている。職員に相談すると「学生の皆さんも研究のために使っているのですから」と言われ、反論したと言う。反論の内容は書かれていないが、反論する人なんだとびっくり。

最近知った、松尾スズキの『同姓同名小説』を読もうと思って、検索機で所在を調べた。検索パソコンには「あっ太君」という名前が付いている。見つからないことがないのだろうかと心配になる。書名欄に「同姓同名」を指定すると、この本のほかに、小林秀雄全集の9巻「私の人生観」がヒットした。もくじで探すとあった。「同姓同名」。2ページの掌編。彼はまじめ一本やりかと思ったら、そうではなかった。肝腎の松尾さんの本は書庫にあるので、今回は断念。

小学校時代の同級生に連絡すると、お父さんが脳梗塞で、今日もお見舞いとか。

長野駅に向かって歩いていると、文房具屋さんの店先で朝取れとうもろこしを売っている。戸隠産、1本100円。家族の数だけ袋に入れていると、中年男性のお客さんが、「これ、ふつうだといくらするの?と聞いている。聞かれた方もとまどっている風。

次のお店では昨日おしえてもらったばかりの「あかつき」を買った。

原武史の日記に影響されて、長文になってしまった(笑)。

2013/08/11

絵日記風夏休み

今日は湖畔で水泳。
ヨットは初乗船。風上に向かって進むのは気持ちがいいし、漕がなくていいのは助かる。風に感謝したくなる。
目をつぶると、大航海時代にタイムスリップ。
I宅では、あかつきという桃の新種を教えてもらった。白桃と白鳳を交配させた品種とか。硬めで甘い。アイスクリームにヨーグルトを添える食べ方も教授。甘さが抑えられさっぱり。
今年もすっかりお世話になった。
夕方、長野へ。下界は暑い。

信毎の広告欄「我が家の天使」に登場する6人の赤ちゃん。颯葵、結愛、結心、吐夢、瑛太、葵惟。ルビがないので、読み方を調べた。順番に、さつき、ゆあ、ゆな・ゆい・ゆみ、とむ、えいた、あおい。

2013/08/10

今年も暑い

姉の供養。
6年経つも義兄の挨拶は涙声、そして絶句。つらい。
お斎をすませ、解散。
ボクは駅前で手みやげ用を調達して黒姫へ。一晩、Iさんのお世話になるため。

2013/08/09

新幹線車内で

久しぶりに『電子ネットワーキングの社会心理』を読んでいる。

元になっている調査は1989年から1990年にかけて実施したもの。

刊行年は1993年。なんと20年前。41歳の時の本だ。時代はパソコン通信の伸張期。

川上さん、池田さん、古川さん3人との共著(著者近影がまぶしい)。みんなで書く作業は楽しかった。

本自体は、いま見ると、個人体験を適当に織り込みながらの研究書に仕上がっている。パソコン通信の可能性を追求しながらの、ちょっとさわやかな雰囲気も漂っている。こんな感じで最新版を出したくなったが、手に余りそうだ。

長崎原爆の日

2013/08/08

卒論の書き方8:インタビューの書き方

インタビューの文字起こしが終わったら、つぎは文章、それも読んでもらえる文章にする。

文章の仕方には、大きく3タイプある。
  1. Q&A型
  2. 問わず語り型
  3. 「図と地」型
どれにするかはケースバイケースだが、個人的に気に入っているのは2のタイプ、書きやすい。1から3に行くに従って再構成度も高まる。3は商業記事でよく見かけるが、インタビューが埋没してしまう。2あたりが臨場感があり、お勧め。


この記事の詳細は紀要に執筆しました。2019年11月に出る予定です。

2019年7月14日改訂

2013/08/07

武蔵野市図書交流センター

Iさんと武蔵野市図書交流センターへ。

東京新聞から寄贈された同紙の戦後40年分の新聞記事スクラップを見るためだ。段ボール箱(H30cm×W32cm×L45cm)で750箱。記事のデジタル保存で、切り抜き作業が廃止になって、不要になったからだ、という。
でも、確かめると、商用データベースに収録されているのは1987年4月以降の分。同センターでは、この嫁ぎ先を探している。

たまたま開けた段ボール箱は原子力関連記事。こんな記事があった。

「八ヶ月間も走れる原子力機関車 世界で四番目 設計図が完成」1956.9.22
 運輸省では……。しゃへい体は重さ百九トン。AH100型の簡単な図面が載っている。子供でも書けそうな設計図だ。

「来年から研究へ 原子力電話 研究員60人で」1958.7.25
 夢の電話として各国から注目されている原子力電話の構想……放射線の回線利用も平行して行う……。

原子力電話に原子力機関車。びっくり。googleで検索したら、原子力電話はヒットしなかった。

宝の山。

他の書庫も案内してもらい、その途中で2冊もらった。

『東京大學教養學部各科担當諸先生執筆 大學生の讀書—何をいかに読むべきか—』1950年、山根書店刊。
当時の学部長は矢内原忠雄。刊行の翌年、総長に選出されている。

『學生生活』1952年刊、新評論社。
編者は大河内一男と清水幾太郎。第1部はいま出ている大学生活入門に近い。当時もこんな本が出ているのは驚きだった。第2部がいい。

もくじ
第1部 学問と研究
 学問
 講義
 試験・レポート
 ゼミナール
 研究会・討論
 読書
第2部 学生生活の諸相
 すまいと生活
 師弟論
 友情について
 恋愛
 学生運動
 人間と信仰について
 スポーツ
 趣味・娯楽
 健康・衛生

いただいたのは第3刷。カバーの見返しに読者の声が載っている。
「……新設された新制大学では、真の大学ともいうべき『学問研究の場』が私共初期の学生によって作られなければならないとき本書は現在の大学生に大いに読み且つ学ばれる書となることでしょう」。これが60年前。

ところどころ読んだ痕跡を示す赤線が引かれている。

おまけ 武蔵野市内にもこんな案内板があった。
「いっとき避暑地」。

2013/08/06

2013/08/05

ああでもない、こうでもない

学内GPで通った企画の第1回の骨子が決まったので、「ああでもない、こうでもない」と言いながら、フライヤーを作った。

企画名は、
(五感とファインダー)×東日本大震災。

タイトルは、
被災地の記憶:私が見た東日本大震災

ゲストは、
渋井哲也さん。

近いうちに正式リリースします。

2013/08/04

「本の力」展

日本出版クラブ会館で、「『本の力』展:東日本大震災 3.11以降の全出版記録」という展示が開かれているのをKさんのツイートで知り、飯田橋まで出かけた(-8/11)。
駅から会館までの道は提灯がずらっと並んでいて、お祭りのようだ。観光客も多い。

会場は意外にすっきりしていた。出版物の点数は1,378。目録はないが、会場のPCで検索できる。

途中で取材クルーが入ってきた。絵本『ハナミズキのみち』に関する取材だという。少し聞かれた。

気になった本を3冊だけあげておこう。
石巻・にゃんこ島の奇跡
仮設のトリセツ岩佐研究室
木造仮設住宅群: 3.11からはじまったある建築の記録


2013/08/03

何もない土曜日

「久しぶりだね、土曜日、家にいるのは」。
そう言われて手帳を見ると、5月の連休以来だから3ヶ月ぶり。

2013/08/02

研究室の片付け完了

研究室の片付けがようやく終わった。結局3日間を要した。
スッキリ。
今度の片付けでは、あることさえ忘れていたものが見つかり、びっくり。
研究室が使えるのは明々後日、月曜まで。再び使えるようになるのは19日、月曜日。その間は、学部長室を拝借。

せっかくのスッキリを維持できるよう、戻し方を考えよう。
横浜時代の卒論はタイトルを入力して処分しようか。大会論文集も捨てようか。
もう読みそうもない本も捨てよう。




2013/08/01

スマホする人の姿

スマホを操作している姿って、なぜ、こんなにも似ているのだろう。

匿名のままでは死ねない

 「最期は本名で迎えたい」 TBSニュース 連続企業爆破事件の「東アジア反日武装戦線」メンバー 桐島聡容疑者(70)とみられる男の身柄確保 末期がん患う 警視庁公安部  名前を明かして存在証明。