2013/12/31

おおつごもり

空は真っ青。
渋谷駅まで歩いて帰った。

今日は大晦日のはずなのに、
そんな感じがしない。

この1年、母のことを前提に予定を組んでいたので、母がいなくなった4月以降は穴があいたような感じだった。

ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎』に名前ネタ2つ。

31|エロメールによく使われる女性の名前ランキング
 ミキ、ユウコ……。「むこうが引っ掛けようとしている男性(30歳前後)の年齢」を考慮した名前が上位に上がっている。
82|“子”の付く名前の女子が半数を切ったのは1979年生まれから
 「いまは命名の混沌の時代であって、やがてどこかに収束していくんだろうとおもいます」

2013/12/30

発想の違い

台湾研修旅行の途中で電車を利用した。
悠遊カードでも行けるのだが、紙の切符が欲しくて窓口で買っ(てもらっ)た。
聞いていた価格よりも30(台湾)ドル高い。
見ると、表面に指定席が印字されている。
紙では指定席券しか売っていないのだろうか。
注意書きが書かれている。漢字を拾い読みすると「指定列車、指定座席のみ有効。それ以外は無効」。
日本の指定席券だと、乗り過ごしても自由席に乗れるのだが、そうではなさそうだ。
けっこうギリギリだったので、ちょっと緊張したが、間に合った。
車両は指定席専用車両ではなかった。ボクの席は空いていたが、他の席では後から来た人に席を代わっていた。こういうことらしい。指定席券を持っている人は当然、そこに座れるが、ただそれだけ。切符は座席の優先権を売っているだけ。車両は指定席と自由席に分かれていない。合理的だ。と思った。座席が有効に使えるからだ。

あとで調べたら、自由席の切符を買えることがわかった。どうやら買ったのが指定席券だったということ。

台湾観光案内のサイトにはこう書かれている。
指定席の場合、自分の購入した席に人が座っていることがあります。 そのような場合は「自分の席です」と言えばよいのです。空いている席には、誰でも座ってよいことになっています。後から、指定券券を持った人が来たら、その席から立つだけ。切符を見せれば相手に伝わります。声を掛けるときは、「すみません」(對不起:トェープーチィ)、代わってくれたら、「謝謝」(シィエシェ)と言いましょう。

2013/12/29

帰国

昨夜、台湾から戻った。

台北市内はずうっと雨。聞けば、2週間こんな状態だと言う。ようやく青空が見えたのが昨日。それでも雲の合間から。気温は10度前後。風が吹くとぐっと冷える。

例年は平均気温が17度、降水量も1年の中では少ない月。異常気象の部類なのかもしれない。ボクも風邪を引きそうになった。

夜市からの帰り道、学生が「先生、ビッグイシューを売ってますよ」と教えてくれた。100元(350円ほどか)で、うち半分が販売員に渡る。

台湾版ビッグイシュー、The BIG ISSUE Taiwanは、月刊で日本版と判型が異なる、雰囲気がポップだOffshoreによると、「毎号2万部発行され、アート・カルチャーに敏感な若者の間で愛読者の多い月刊誌」「日本でも、グラフィック・デザイナーや雑誌ファンの間で知られる存在となってきた」。レイアウトの参考になりそうだ。

誠品書店で『職人誌』を買い求める。同名誌の合本だ。「職人」は日本発の概念で……と説明されている。台湾全土から選ばれた52人の職人(筆職人、太鼓職人、ドラ職人など)が登場する。絵を見ているだけで楽しい。地図も載っている。

台北市内で目立ったものをあげるとこんな感じだ。ラバーダックの関連グッズ。古い町並み(歴史街区)の保存とリノベーション(剥皮寮華山1914創意園区)。

宿では『コミュニケーション学がわかるブックガイド』の校正。

2013/12/28

訃報が続く

旅先に2通の訃報が届いた。
Hさんと宮田さんだ。

Hさんは76歳。大学院の受験でお世話になった。Yさんも交えて、ラルースの『心理学辞典』と『現代心理学』をひたすら翻訳した。お二人のおかげで、入試でもフランス語の点はよかったらしく、面接でふれてもらえた。

宮田さんはすっかり元気になったと思い込んでいたので、突然すぎる知らせだった。58歳。

寂しい。

2013/12/23

今日は祝日だった

今日は年内最後の授業。

夕方、出版社に電話をかけた。まだ5時前なのに、誰も出ない。おかしい。そのときはそう思った。あとになって気づいた。今日は祝日。

正門を抜けたとき、警備員の人に挨拶された。「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします」。

そうだ。授業期間が終わると、警備の仕事も終わるのだった。途中で会った警備員の人には、こちらからお礼を伝えた。

明日から、院生たちと海外研修。予報では、滞在期間中、ずっと雨らしい。

2013/12/22

書評欄から

静岡新聞の書評欄は年末バージョン。

「読書の達人 お薦めの3冊」から

白井聡さんは、
〈ネ申〉の民主主義―ネット世界の「集合痴」について』。下からの亡国。
震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する』。虚妄性が誘う亡国。

最相葉月さんは、
行って見て聞いた 精神科病院の保護室』。間取り図が載っている。

午後、カウンセリングオフィスで忘年会。余興は知能検査。「WISC-IV」、後半の後半はけっこう難しい。学習障害の相談では「フロスティッグ視知覚発達検査」を一度やってみるといいよと勧められた。

◎静岡での採集物。地元紙の年号表示、「元号(西暦)」。飲料の自販機でホットが10円高い。電気代の差か。

2013/12/21

もぐらの穴

静岡駅周辺は地下道だらけ(地下街ではない)。

目の前に見えるのに、地下道を通らないと行くことができない。地下道へは基本的に階段。それもけっこう急な階段だ。

地下道の分岐案内は町名表示で、旅行者にはどちらに行けばいいのか、わからない。迷った。

もぐらになった気分だ。

どうして、こんな街になったのだろう。

市内で、Stikさんを発見。小さいものも書くんだ。

2013/12/20

風邪気味

朝から鼻水とクシャミ。

まだ間に合うかもしれない。
通勤途中で葛根湯を買い、その場で飲んだ。

いま風邪を引いているわけにはいかない。
師走なのに走れないじゃないか。
治ってくれ〜

夜、初めてのミャンマー料理。
リトルヤンゴンの一角。
遅れて着いた店内は満席。
おいしい、いける。

今朝、Mさんから電話。
まさかの訃報だった。67歳。
信じられない。
一番驚いたのはご本人だろう。

2013/12/18

忘年会

そば屋で忘年会。

そば屋なのに料理のメニューが豊富。
料理のメインは蟹と書くだけで十分だろう。

予報では雪だった。
冷たい雨で、行きも帰りも冷える。
今にも風邪を引きそうだ。

2013/12/17

卒制・卒論発表会

6名のはずだったが、家族の急病で欠席。

全員揃って写真を撮りたかった。

発表は準備してきた学生とそうでない学生に分かれてしまった。

最後も大事。
最後は大事だぜ。

今年のリストはこちら

2013/12/15

駅前の行列

昼前、散歩していると、目の前に延々と続く長ーい列。
聞けば早いところをこらえて、先頭を辿った。
ようやく行き着いたのは宝くじ売り場。
宝くじの売り上げは何と相関が高いのだろう。

2013/12/14

キッチンは大事な場所だ!

偶然かかっていた「イラン式料理本」を見た。

画面の大半は台所。しかもカメラは固定したまま。

女性たちの本音が、可笑しいくらいに、ぽんぽんと出てくる。

妻が食卓の片付けに苦労しているのに、傍観しているだけの夫。かたや妻の苦労に報いようとする夫も出てくる。言葉は照れくさいので「マンションを買ってあげた」。缶詰ですませようとするのは監督の妻。それぞれ事情がある。

名前のことも出てくる(予告篇の1分17秒あたり)。妻を呼ぶときの名前は、なんと子供に付けたいと思っている名前。だから、今その名前を呼ぶと、妻と息子が振り返る。

台所にカメラを置いたままで、こんなにも社会が写り込んでしまうとは、360度カメラもビックリしているのでは。

おまけ こんな結末が待っていようとは。エンディングでまたまたビックリ。本音は本音だったのだ。

2013/12/12

武蔵小山と戸越銀座の間

星薬科大学訪問。

本館は壮観だ。3階までの巨大スロープと壁画(このスロープは新館にも採用されている)。そして、大講堂。星形ドームにステンドグラス。

本館が空襲を「免れた」理由を教えてもらった。米政府の情報収集はきめ細かい。創立者の背景や行動、本館の建設経緯まで把握しての決定だからだ。

さて歴史資料館。
創立者の星一。独自の制服に黒の蝶ネクタイ。髭と合っている。
展示物に名前関連の資料がいくつかあった。左の写真もその一つ。
長男の星新一の本名は親一。星製薬の標語「親切第一」から付けられた(弟は協一、「協力第一」から)。

父親の幼名は佐吉。20歳になったとき、「一」と改名。日本一、世界一を目指していた彼は、「この名前を気に入っていたと思われる」。

星薬科大学の父母会「揺籃会」は教育ローンの利用者に利子補給をしている。

2013/12/11

備忘録

終わっていた。
2013年11月27日~12月10日
佐藤慧写真展「Fragments 3.11」
佐藤慧さんは「『大切なものを失うこと』をテーマにした絵本や小説にも挑戦する」(東京新聞/20131211)。

140部。中里範忠さん発行の「川房通信


2013/12/10

楽しそう、おもしろそう

見るともなく新聞をパラパラ。
こんな展覧会の紹介記事が載っていた。
ナニナニ。

12/7から、静岡で「家庭遺産」展。

展覧会の母体はこちら

もうひとつは、東京都写真美術館。
路上から世界を変えていく」。
こちらも12/7から。

2013/12/07

週末

今日も好天だった。
第4回「五感とファインダー」終了。
第5回をするか、最終回とするか。
でも一段落。
帰途、Yスーツと第一書籍に寄る。
店頭の手帳の山は高いまま(に見える)。作りすぎ。
刷りすぎの官製年賀はがきのよう。
来春刊行の学部本、初校完了!

2013/12/06

国会議事堂

23時46分、参院本会議可決、成立。「その他」満載の「秘特定秘密の保護に関する法律」。

ネット中継で見る。どこのテレビ局も中継しないから。

写真は、一緒に手を挙げる小学生。

同じ国会議事堂でも、こうも違う。本来の姿だ。アイスランド

2013/12/05

名前の記事

「マイナビウーマン」から

2013-12-02
「あなた」「お前」はNG!? 名前を呼び合わないカップルは別れやすいって本当?

2013-11-01
どうして名前が思い出せないのか「反復していないから」―研究結果
原文

2013-10-21
恋人の呼び方 「名前を呼び捨て」が一番うれしい?

2013-10-11
【女性のホンネ】結婚したら名前を変える?変えない?―英研究結果

2013-10-10

2013-09-04

久山 2012:S. Liebersonの個人名研究と日本における発展可能性

久山健太 (2012) S. Liebersonの個人名研究と日本における発展可能性 年報人間科学, 33 pp.1-14.
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/4050/1/ahs33_1.pdf

要旨
 S. Lieberson は社会学領域における体系的な個人名研究の第一人者である。本稿ではまず、彼の研究から導かれた、理論的帰結を明確にする。
 第一に、個人名を社会学的に分析する意義として、social taste と流行(fashion)の動態を極めて明確に観察できる。 第二に、個人名の流行過程が下位集団ごとに異なる taste を示している事実を踏まえ、新しい個人名が人々の間で伝播する過程を説明するには「階層別モデル」が適切である。第三に、流行現象に影響を与える様々な要因のうち、外的要因と内的要因とを区別し、たとえ外的要因が存在しない場合であっても、内的要因が単独のメカニズムとして稼働することで、常に流行が変化し続けると結論づけられる。また Lieberson は、個人名の流行に対する外的要因の影響が、従来の言説では過大評価されてきたことを強調する。
 Lieberson の理論を日本で検証・発展させる上では、データの入手、文化的・歴史的・言語的背景、名前に付随する社会的属性の問題などが浮上するが、方法面でも理論面でも新たな研究の可能性が開けている。

2013/12/03

コウガグロテスク

平野甲賀さんのフォント「コウガグロテスク」で書いてみた。
甲賀さんの字のようでもあるし、誰かが似せて書いたようでもある。手で書くときは前後を見ながら書いているのだろう。それを文字単位に切り離してしまうと、ぎくしゃくする。「甲賀さんっぽい」字ではあっても、甲賀さんの字ではない(ように見える)。
ご本人はフォントを作りたくなかったのではと思ったりもする。もちろんファンとしてはありがたい限りなのだが。

2013/12/02

今年度の卒業制作・論文

出そろいました、今年の卒制・卒論。

  1. 「新世紀エヴァンゲリオン」の人気と魅力〜18年経った今もなぜ人気なのか〜
  2. 楽天初優勝〜3251日の軌跡〜
  3. なぜ大学生は「大人になりたくない」と思うのか
  4. 高次脳機能障害者と患者家族の悩みの実態〜失語症患者とその家族〜
  5. 昭和の未解決事件「三億円事件」の魅力〜なぜ45年経過しても作品化されるのか〜
  6. 『顔のない母親』(ルワンダ大虐殺を扱った絵本)
サブタイトル表記、「〜」の人気が高い。

2013/12/01

週末日記

土曜日。
学内GPの3回目。
池谷監督をお招きしての上映会「先祖になる」。
奥さんが、ある日、主役(配偶者)の直志さんに対する呼び方を変える。
別々に住むことが決定的になった日だ。
どう変わったか、詳しく書けないので、また見に行こう。

日曜日。
朝、列車の指定席を買いに駅へ。第1希望ではなかったが、なんとか取れた。
夕食、きじ焼きどんぶりを作った。使うのは胸肉。肉売り場ではなぜか、この部位だけが品薄で、ボクが買っておしまい。テレビで取り上げられたのだろうか。

匿名のままでは死ねない

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