「『河童』という名前の由来」は202ページから始まる。ことのいきさつに11ページが割かれている。さて河童。彼の戸籍上の本名ははじめ、肇(はじめ)だった。「つまり、面倒な法律上の手続きを踏んで、「河童」と改名したのである」。40歳を境に、本名が肇から河童に変わったというわけである
20歳前からのあだ名だったカッパが、その後、どの場面でも使われるようになり、ついには、あるオペラ公演のポスターに『舞台美術・妹尾河童』と印刷されてしまうまでになった。詳しい経緯は本書を読んでいただきたいが、家裁への上申書も6ページにもわたって転載されている。圧巻である。
