2025/04/07

同姓同名の記録更新へ

同姓同名261人、タナカヒロカズついに会社化 何売るの?

日経MJ 2025年4月6日 05時00分

 おそらく日本で最も有名な同姓同名、タナカヒロカズが活動の幅を広げている。2024年に株式会社を設立。目指すはタナカヒロカズのブランド化だ。

 平たく言うと「名前しか共通点のない人の集まりはどこまで行けるのかという社会実験」。

 タナカヒロカズの原点は1994年のプロ野球ドラフト会議だ。近鉄バファローズが田中宏和選手を1位指名。電通で働いていた田中宏和が自身の氏名が呼ばれた驚きと喜びを抑えきれず、同姓同名活動を始めた。

 同姓同名のギネス記録を更新したニュースに感化されたセルビアのミリツァ・ヨヴァノビッチさんが256人も集まり、98日後に記録を塗り替えた。元セルビア大使の角崎利夫さんは「ミリツァは女性の名前で古風な印象。日本の鈴木政子と近いイメージ」と説明。タナカヒロカズは10月に再結集し、ギネス記録の更新を目指す。

 7月、新潮社から『全員タナカヒロカズ』を出版。