2011/02/18

作った甲斐があった

就職相談で学生がやってきた。
エントリーシートに卒論について書く項目があって、その内容をどうしようか、ということだった。そういう意味では就活と卒論の両方を看てもらいたくて、ということかもしれない。
あらかじめ学生が書いてきた下書きの修正箇所も少なく、ほめたら、逆にほめられてしまった。
「あのプリントが役に立っています」と、ノートに貼った、その教材を見せてくれた。ゼミ論執筆マニュアルのうちの書き方編だ。プリントのところどころにマーキングがされている。
内容は、といえば、悪文と修正後文のペアをいくつも並べたもので、文章改善のヒントをつかんでもらうねらいで作った。
著作権などの理由で今は門外に出せないが、作ってよかった。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...