2011/03/20

子どもの卒業式

今日は子どもの大学卒業式。入学したのが、つい最近のようで、時の経つのは早い。子ども曰く「大学が一番楽しかった、好きなことが勉強できて」。親も本望だ。

他の大学同様、子どものところも全体の式はなく、学部学科に分かれての卒業証書授与式のみ。それでもエア卒業式よりは卒業の実感は大。

時期が時期なだけに、朝早く起きて、新宿の着付け会場まで付き合った。一時は袴をキャンセルしようかと言っていたのだが、せっかくの記念なので、着付け後、写真を撮り、それが済んだら、スーツに着替えて大学へ、という段取りになった。着物は、母親の振り袖を使って。

着付けが済み、いざ撮影という段になって、業者の人から家族でも撮りませんか、と言われ、つい、その気になって、後から来た妻ともども追加で撮ってもらうことにした。私は目を広げ過ぎと注意されながらの撮影となった。写真館風の家族写真は今回が初めて。いい記念になりそうだ。本来ならば、連れ合いは仕事で出ているのだが、今回の地震で、それがなくなり、思いがけず実現した記念撮影だ。

その後は分かれて、私たちは新宿へ行き、伊勢丹の屋上で一服。

夜は、ふたたび集合して下北沢の八百屋で会食。暗い町並みは夜店のよう。

写真のできあがりが楽しみだ。多分、実物よりよくなっているはずだから。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...