2012/02/06

みんなの痕跡

人前ではじめて、人間行動の「痕跡」について話した。
よりすぐりの写真を十数枚用意して臨んだ。
内容は体系的にはほどとおく、まさに路上観察学会のノリ。
時間をかけてできた古い痕跡が新しい。
個人の痕跡は多義的だが、集合痕跡(みんなの痕跡)は一義的。解釈が楽な分、集めていても楽しい。
今度はどこかで「矢印」の話をしよう。こちらは体系ができつつある。矢印学の誕生だ。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...