2012/05/01

卒論指導カード!?

今日の2時間めは卒論ゼミ。正確には「卒業制作・卒業論文」ゼミ。
出席状況が思わしくない。
十数年前、超有名大学に非常勤講師で行っていたとき、卒論を持たされたことがある、非常勤講師であるにもかかわらずだよ(しかも突然。抗議したかったが、学生に罪はないし、一人だったし、関心あるテーマだったので引き受けた。ボランティアでーす)。
ひととおり話を聞き終えると、その学生がカードを差し出した。ラジオ体操カード似のそこには押印欄が3つあり、指導教員が押すことになっている。つまり、卒論提出までに指導を3回受けることが必須条件なのである。そのときは、まさか小学生ではあるまいし、と、このシステムにのけぞったが、昨年からひっそりと導入した。カードはさすが作らなかったものの、夏休み前までに3回出席とし、超有名大学より敷居をちょっと高くした。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...