大分から戻り(大分の話はあとで書こう)、長野市内で姪の結婚式。姪は、えくぼ付きの満面笑み。
さて「北信流」と言うらしい。披露宴の最後の方で、主賓の音頭による万歳三唱。そのあと、花嫁の父側からお礼の万歳三唱。計六唱。手が半分しか上がらなかった。
「北信流 万歳三唱」で検索すると、この歴史がヒットする。今度は上まで挙げよう。
最近は宴会の中じめに、招かれた側が万歳三唱を発声し、主催者側がお返しにまた万歳を発声するというように省略した形も見られます。ちなみに宴会の最後に万歳をするのも長野県独特。なぜ信州の北信地方にこの習慣が残ったのでしょう。杯事と呼ばれる儀式で謡を唄ったり舞を舞ったりするのは、戦国時代武将が出陣する折、主君の武運を祈って行われたのが始まりといわれています。北信流も、松代町が発祥と言われ、別名「真田十万石流」とも呼ばれるように松代藩(武家)から興ったもののようです。
そういえば、兄も姉のときも、この万歳をやったような気がしてきた。父親は謡が上手だったことも思い出した。家でよく練習していたからだ。父親の歳を10も超したというのに、謡もできなければ、碁もできない。
テーブルで隣に座っていた母。ボクに向かって「親切ですね。ありがとう」。ボクが誰かわかっていない。弟もわからないようだ。「さっき、いろいろやってくれた人、誰?」
ついに来たか、この日が。
2012/06/03
フルネームで呼んでくれてありがとう
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