2012/07/18

会議脳

今日は会議が3つ。学生の報告会、来年度のゼミ合宿の下打ち合わせも含めると、5つ。
片岡義男は、行き交う言葉の偏狭さで職場を3ヶ月か半年で辞めているが、ボクも少し似た経験をしていることに気づいた。
1日に占める会議の割合が増えるにつれ、会議に慣れ始めている。会議特有の発言行動の獲得と言ってもいい。そうすると、会議で行き交う言葉には一定のレパートリーがあることがわかってきた。録音して、テキストマイニングすれば、一定の傾向が抽出されるはず。語彙だけ見ても、あっ、これは会議場面だなと高い確率であたるのではないだろうか。
言語行動は脳の回路を作る。

せいぜい、会議以外のコミュニケーション時間を増やすことぐらいしか対策はないけど。
いまのポストを降りる前には言語リハビリも必要になりそうだ。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...