10時すぎの便で札幌へ。
札幌は去年のインタビュー以来で、1年ぶり。
今回の旅、準備は万全と思いきや、1点、忘れ物をしてしまった。教材用DVDだ。引き返す余裕もなく、家族に頼んで送ってもらうことにした。最近、1点だけ忘れることが多い。気がする。
さて、札幌だ。
札幌駅を出ると、目の前はビアガーデン会場。もちろん営業にはまだ早い。閑散とした椅子の前にある看板が目立っている。
「今年の夏も、ビヤガーデンも…あと1日」
日付を見ると今日が最終日。飲めれば行きたいところだ。
駅前からのメインストリートは閑散としている。真下に地下道ができ、人流が分散したからだろう。なぜか、名称が変わっている。
「…地下歩行空間」
英語はUnderground Walkway。なんのことはない。こっそり、歩道になっている。
「チ・カ・ホ」(愛称)には、どのくらいの人が歩いているのだろうか。階段を下りると、地下神殿のような空間が飛び込んできた。
印象としては、路上と同じぐらいの人通りだ。ところどころに椅子やテーブルが置かれているだけで、ただただ広い。やはり空間だ。ネットで調べると、こんなことが書かれていた。
「テナントを設置する地下街にすると国からの補助が出ないため、地下歩道として沿道のビル事業者に接続を促すという形式を採る事となった」。
今後、どう変容するのか。新宿西口の地下通路のようになるのか、テナントが結局入るのか。
「チカホ」の開通は1年前の3月12日。セレモニーは中止。
明日から講義。