2012/09/20

京都の風景

何回かふれている安井金比羅宮の形代(身代わりのお札)のかまくらは壮観だ。まだ、あまり貼られていない頃の写真を見ると、その倍ぐらいに成長している。
地元の人に聞いてみたら、はぐことはしないのだそうだ。「裸の状態を見たことがありません。剥がれたら、貼り直しているようです」。
真ん中の写真でわかるように、待つ人の列も長い。見ていても途切れることがない。女性ペア、女性グループが大半で、その半分ぐらいがカップル。男性はカップルを除けば、まず見かけない。
撫で牛や撫で仏は文字通りの集合痕跡で、誰が作った痕跡かわからない。しかし、こちらは絵馬同様、名前が書かれていて、痕跡作者がわかる。その分、リアリティはあるのだろう。

帰り道、四条大橋から五条大橋方面を見ると、(鴨川の)土手には有名な「等間隔カップル」ができていた。同じような現象は、皇居の何とか橋でもあり、かつて、朝日ジャーナルでも紹介されていた。
等間隔カップルは最近でも記事になっている。えいまるさんのサイトには、昨年7月16日付けの京都新聞夕刊が紹介されている。測定結果付きだ。それによれば、84組の単純平均は369.8cm。これが快適距離ということになるらしい。
94年刊と、やや古いが、斎藤光さんたちの『Kyoto恋愛空間:現代カップル考』でも鴨川カップルは詳しくふれられている(いま、amazonで調べると、5,000円近い)。