2012/12/24

名前インタビューの再開

歳末の今日、名前インタビューを再開した。第2弾のテーマは氏名すべて。

インタビューは新宿のデパート地階にあるカフェで行ったのだが、途中抜けた食品売場は行列ができ、ごった返している。「最後尾」という看板を持った店員の姿もここかしこに見える。ここにいる限り、いつもの歳末風景だ。

1時間のつもりでお願いしたインタビュー、気がつくと、2時間近く経っていた。少し急いで、忘年会会場の韓国料理店に向かった。幹事の企画で、冒頭でプレゼント交換をした。あみだくじでボクが当たったのはサンタの赤い帽子。もちろんかぶるしかない。まったく予想していなかったのだが、これが温かくてはずせない。それだけ薄くなったのだろう。

このお店、今日の客はわれわれだけ。店主と店員はおばさん。ボクらと同年輩。

料理を注文すると、最初から作る。カムジャタンを例に挙げれば、じゃがいもの皮を剥き…という段階から始める。肉は圧力鍋で調理する。出てくるものはジャパナイズされていない、量も味も。カレンダーはペヨンジュンだけの2006年もの。なんやかんやで、店内はみごとに韓国。韓国料理店ではなく、韓国の食堂にいるような錯覚に襲われる。おいしかった。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...