ときどき脱線しつつ、「好きな人」という主題で書いてきた。それは主に遠くの人への片思いだったのだが、もちろん身近な好きな人もいる。として出てくるのが、「近所のコンビニの、びくびくしながら接客する、50歳ぐらいの優しそうな店員」だったりする。
スーパーの店員や電車の車掌を信頼して、食べたり移動したりして生きている私だ。そして,顔を知らない読者へ向かって仕事している。支えてくれているのは家族だけではない。繋がりの弱い人たちへの好意を大事にして、超高齢化社会で長生きしたい。まさに関係資本。
あらためて最初の回から読み直したくなった。本にしてくれないだろうか。