2013/06/15

名前カウンセリングはありかも

井の頭線に乗ったら、車内放送に新たな項目が加わっていた。うろ覚えなので違うかもしれない。

「スマートフォンやゲーム機をしながらホームを歩かれると、たいへん危険ですので、おやめください」。

それをしていない人まで聞かされるのは、たまらない。

車内放送の内容史、鉄道会社は記録しているのだろうか。1回聞いてみたいものだ。

さて今日は、父母懇談会。昨年同時期は数人だったが、今回は十数人と3倍に増えた。学部の説明を終えたあと、名前の話にふれた。

話し終えて部屋を出ようとすると、ある保護者から「名前に関する本は書かれていますか? あれば読みたいのですが」。「あいにく未刊です」と答えるしかなかったのだが、その後、堰を切ったように自分の名前について話し出した。

ある日、初対面の人に名前の文字を説明する必要があって、「裕福の『裕』、余裕の『裕』です」と言ったら、軽く笑う声が受話器の向こうから聞こえたのだという。なんとも失礼な相手だが、「いい名前でしょう」と返す余裕がなく、「悔しくて、悔しくて」。

別の保護者の人からは、子どもの名前はテレビを見ながら付けたので、「かわいそうかしら」と言われた。きちんとフォローしたら、「そうですよね。安心しました」。

名前カウンセリング、ひょっとしたら需要があるかもしれない。

フルネームで呼んでくれてありがとう

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