2013/06/04

公開ゼミの記録

「震災と名前」というタイトルで公開ゼミを行った。報告者はゲストのお二人。
学生の参加者は結局、ゼミ生だけだった。

ゲストは、スクールカウンセラーの浜田さんと、南相馬の消防署長だった森さん。森さんは空間線量計を携帯していて、「やはり建物の中は低いですね」と。

浜田さんは子どもたちが自分の名前について嬉々として話してくれたのが忘れられないと語り、森さんは、なぜ原発名に福島を冠したのだろうか、と問う。近くでも女川であって宮城ではない。

「用意してきた原稿の1/3しか話せなかった」と森さん。日にちで言うと、3/11、12、13どまり。残りの話をうかがう機会を作りたい。

追伸 学内の情報を学生に知らせるのが意外に難しい。電子掲示板風システムが学生向けの基本広報手段なのだが、当の学生に聞くと、いろいろな情報が流れるので、ほとんど見ないという。また建物入口の掲示板も、部署別に分かれていて、どの情報がどの部署に属しているのか、わからないと見られない。それにくらべると資格取得関係の案内は目立つところに置かれている。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...