2013/08/09

新幹線車内で

久しぶりに『電子ネットワーキングの社会心理』を読んでいる。

元になっている調査は1989年から1990年にかけて実施したもの。

刊行年は1993年。なんと20年前。41歳の時の本だ。時代はパソコン通信の伸張期。

川上さん、池田さん、古川さん3人との共著(著者近影がまぶしい)。みんなで書く作業は楽しかった。

本自体は、いま見ると、個人体験を適当に織り込みながらの研究書に仕上がっている。パソコン通信の可能性を追求しながらの、ちょっとさわやかな雰囲気も漂っている。こんな感じで最新版を出したくなったが、手に余りそうだ。

長崎原爆の日

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...