2014/01/26

旅先での会遇

モソドセレクション受賞と書かれていると、萎える。
「我が国は」という記述が出てくると、そこでストップしてしまう。それでサヨナラしてしまった辛口著者が累累。

行きの電車で、内澤さんの『捨てる女』を読了。『本の雑誌』に連載していたものだ。一気に読めるのはもったないようでもあるが、ありがたい。布ナプキンの話はじめ、写文したい箇所が多い。ファンになりそうだ。

宿で、川名さんの『恋愛の俗説は8割ホント。』を読了。社会心理学と進化心理学の入門書にもなっている。

さて、帰りの電車で読む本がなくなってしまった。通りかかった古本屋の105円コーナーで鷲田さんの本を発見。『じぶん・この不思議な存在』講談社現代新書。たまたま入ったカレー屋さんがハラーム仕様。それはともかく、カレーが来るまでと、読み始めたら、出だしがいい。途中から名前の話も出てくる。穂積さんの『忌み名の研究』が紹介されている。おもしろそうだ。

話は前後する。ホテルでの朝食。隣が韓国人家族だった。4人テーブルに椅子を持ってきて3世代5人で食事。日本人だったら、2人と3人に分かれそうな場面だ。家族の結びつきが強い。韓国海苔も持ってきているのがいい。日本人なら、梅干しだろうか。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...