2014/05/23

〈ウララ〉の日々

宇田智子那覇の市場で古本屋ボーダーインク

沖縄の本事情(出版事情、地元本への愛着)がようやくわかった。リウボウのリブロでいつも感じていたことも腑に落ちた。

花田英三さんの詩集『坊主』が紹介されている。
これの帯がいい。
おめおめと生きる愉しさ
又うんこが一つ
同じ名前の、あまりないらしい名前の人の著書を買って行った英語青年の話が出てくる。
その本は英語で書かれた沖縄のガイドブック。
以前にも、その本を買おうとした英語を話す人がいた。
その人に値段を聞かれ、答えると、
Oh! Too expensive!!
といやな顔をされた。
今回もそうかと思い、同様に答えると、
I want it!
本当に買ってくれた。
彼女曰く、「どこから来てどこへ行くのか、珍しい名前の青年に幸あれ」。

今度那覇に行ったら、寄ろう!市場の古本屋「ウララ」。

★おまけ
ジュンク堂時代のブログ「本と本屋と
本屋になってからのブログ「本屋になる

書棚から『山之口貘詩集』を取り出した。学生時代に買ったものだ。

「詠まざるを得ぬ」

「ふるさとの基地に殺された娘たち隆子に由美子徳子も里奈も」玉城洋子  天声人語(2025/01/11)で紹介。 「基地に殺された娘たち」三十一文字に詠まざるを得ぬ、目の前の現実  朝日新聞 2022年9月5日 10時00分 米兵に、そして米軍事故に。