2014/06/27

あれっ?

乾さんたちの本『小さな風景からの学び』。
不思議な本だ。
どのページを開いてもきちんと開く。
手を離してもパタンと戻らない。
持つと、両腕をダラーッと垂らした感じ。何人にも読まれて疲れた感じもする。今にも瓦解しそうな、と言えばいいのだろうか。買ったばかりなのに……。しかもパッケージされていたのに。

カバーをはずしたらわかった。
背が覆われていないのだ。
綴った糸が見える(左写真は乾研究室のサイトから)。

おかげで落ち着いて読める。小さな写真が多いから助かる。見開きの中央にある写真もちゃんと見える。

装丁者のアイデアだろうか?

☆つい先日まで、この本の展覧会があった。残念。新宿のブックファーストは建築関係の本が充実している。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...