乾さんたちの本『小さな風景からの学び』。
不思議な本だ。
どのページを開いてもきちんと開く。
手を離してもパタンと戻らない。
持つと、両腕をダラーッと垂らした感じ。何人にも読まれて疲れた感じもする。今にも瓦解しそうな、と言えばいいのだろうか。買ったばかりなのに……。しかもパッケージされていたのに。
カバーをはずしたらわかった。
背が覆われていないのだ。
綴った糸が見える(左写真は乾研究室のサイトから)。
おかげで落ち着いて読める。小さな写真が多いから助かる。見開きの中央にある写真もちゃんと見える。
装丁者のアイデアだろうか?
☆つい先日まで、この本の展覧会があった。残念。新宿のブックファーストは建築関係の本が充実している。