『考えるマナー』読了。
読売新聞の連載が元になっている。
書名を見たとき、あるんじゃないかと思ったら、あった。「マナーのマナー」。
さて。
井上荒野さんの「名前のマナー」も出てくるが、赤瀬川原平のエッセーが、最近亡くなっただけに、生々しい。手術の話も出てくるし、「車のマナー」には「もう油断のできない年齢だ」という記述も出てきて、ドキッとする。
ブレンドの効用。たとえば紅茶。侵出時間がばらつくことで、多少、時間がずれても「最大公約数な味が保証される」(高橋秀実「ブレンドのマナー」)。「人間も然り」。
「安いわ」の「わ」は一人称。つまり「私」を意味する。柳田國男によると、「わ」が一人称であることが忘れ去られてしまったらしい。「安いわ」とは「安いと私は思う」の意(高橋秀実「買い物のマナー」)。