2015/02/07

予備校の向こう側

今日は予備校での仕事。

いまどきの予備校もいろいろ観察してきた。

入口脇に、額のように紙が貼られている。

題は「年頭に祈る」。

新年おめでとうございます。
 今年は、「戦後七十周年」にあたります。日本人の八割以上が先の戦争を経験していないことになります。
 一方で、現在も世界各地で大小の紛争が続いています。日本の長い平和がいかに奇跡か、私たちは改めて自らの幸福に感謝すべきでしょう。
 この僥倖が受験生の夢の追求を可能にしています。自己の夢の実現がさらに多くの夢を育てる揺籃となります。
 代々木ゼミナールは、受験生の自ら信じる……

届いてほしい!

壁にはいろんなポスターが貼られている。

「大学生より、勉強してやろう。」(※大学に入っても勉強してほしい)
「この国に、受験生がいるかぎり。」(※全入時代で、いずれ絶滅種か)

地下の食堂の自販機に行くと、メニューに、日替合格ランチ460円、合格ラーメン410円、合格カツカレー390円と並んでいる。

これだけで予備校にいることがわかる。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...