2015/07/10

「日本」の例

新国立競技場の決定過程に疑義を覚える人は多い。
ボクもその一人。
ズルズル、済し崩し、は開戦決定を彷彿とさせる。
「集団浅慮」も働いている。

社会心理学の教科書には、理解を深めるために実例が紹介される。
たとえば、この集団浅慮。
チャレンジャー号事故とキューバ危機が、実例の定番である。
大半はアメリカの例。
アメリカの論文を参考にしているからなのかもしれない。
実例や具体例に日本の事件やできごとを扱った本が出ないものだろうか。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...