2015/09/26

したたか

「空気の読めない」KYではなく、「読める」YKトリオで大森に行ってきた(左は貝塚公園にあった白い彼岸花)。

帰途、予定外の場所で、こんなものに出会った。
善慶寺の「新井宿義民六人衆墓」だ。
詳しくはここに譲るが、このお墓の知恵にはビックリ。

1676年、圧政に耐えかねた村人の代表者6人が、死を賭して直訴を計画。浅草馬喰町で、その機会をうかがっている最中、密告され、計画が発覚。直ちに追手が差し向けられ、捕えられ、翌年斬首刑。
墓を建てることは認められるわけもない。そこで一計を講じて作られたのがこのお墓。ある村人が両親の墓という名目で建てたもの。表を両親名にし、裏に6人の法名を掘った。水入れは堀のように四方をめぐり、その仕切りに穴が開けられている。したがって、前面で注いだ水は裏側にも回り、供養できる。現在は、裏が表になっている。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...