2015/11/03

『詩ふたつ』

長田弘著。
クリムトの絵を前に書かれたらしい。

書名について、あとがきにこうある。

詩は死、詩は志。
ふたつはことばと絵、ふたつは線二つの人。

「亡くなった人が後に遺してゆくのは、その人の生きられなかった時間であり、その死者の生きられなかった時間を、ここに在るじぶんがこうしていま生きているのだという、不思議にありありとした感覚」。

詩ふたつ』は亡き妻、瑞枝さんに捧げられた詩集。

亡くなってすぐには読めない詩ふたつだ。

たまたま「七草」