死亡之握(死の握手)を検索するとヒットした記事がこれ。
「第1回は、馬英九総統が握手などで接触した人に不幸をもたらすといううわさが広まっている現象を紹介します」。
https://www.ys-consulting.com.tw/news/48725.html
例外は安倍首相とか。
辺見庸が『闇に学ぶ』で、(民主政権時代の)ポル・ポトと握手したときのことを書いている。
「彼の大きな掌はマシュマロみたいに柔らかで温かかった。『手とは不思議なものだ』。候補者に握手された選挙民みたいに『私はいっぺんでポル・ポトを好感』したほどである」。
辺見の分析はこうだ。
「偉くなるにつれ、徐々にマシュマロ化していったのではないだろうか。手が変化したのだ。いったんマシュマロになった手は、じかに手をくださない。『殺せ』と指さすだけだ。指示するものの手はますますふやける」。握手は、いま相手に触れる貴重な機会でもある。ネットではできないし……。
選挙運動では、候補者名の連呼と「握手」がキー。
伊格言(倉本知明訳)『グラウンド・ゼロ 台湾第四原発事故』白水社
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BBC Japan「トランプ氏との握手合戦は意図的と仏大統領 あれは「真実の瞬間」」