ウィキペディアにはこう書かれている。
さざえ堂とは、江戸時代後期の東北~関東地方に見られた特異な建築様式の仏堂である。堂内は螺旋構造の回廊となっており、順路に沿って三十三観音や百観音などが配置され堂内を進むだけで巡礼が叶うような構造となっている。仏教の礼法である右繞三匝(うにょうさんぞう)に基づいて、右回りに三回匝る(めぐる)ことで参拝できるようになっていることから、本来は三匝堂(さんそうどう)というが、螺旋構造や外観がサザエに似ていることから通称で「栄螺堂」、「サザエ堂」などと呼ばれる。一つは西新井大師。境内を一巡して出ようとしたら、古い建物が目に入り、近づくと50代ぐらいの地元の人が説明を始めてくれた。
「子供の頃は自由に中に入れたけど、今はダメ」。この建物がさざえ堂だった。
西新井大師は1966年、東京五輪の2年後だ、本堂が焼失。それを免れ、境内最古となった建物である。三匝堂と言い、1884年建立。中はうかがいしれないが、外側に階段がついている。非常階段だろうか。
もうひとつは大正大学の中にある「すがも鴨台(おうだい)観音堂」。2013年建立と、新しい。たまたま近くまで来たので、しりあいをたずねて行ったのだが、このときは4号館の見学が目的。その時は構内にこんな建物があるとは知らず、あとにした。残念。調べると、この建物は榎本了壱監修。どういういきさつなのだろう。「協力」の項に、会津さざえ堂の名も見える。機会をあらためて行くとしよう。