▶︎見出しは、さらに「選択的夫婦別姓を導入しない場合」へと続く。
姓に詳しいウェブサイト「名字由来net」で国内最多とされる「佐藤」(鈴木が2位、高橋が3位)の数などを基に、23年の人口における佐藤姓の占有率を1.53%と算出。これに22~23年の伸び率1.0083を掛ける計算を繰り返した。すると2446年に国内人口における佐藤姓の占有率が50%を超え、2531年に100%に達した。選択的夫婦別姓が導入された場合も試算。22年の連合の調査で示された「別姓を選択できても同姓を志向する」割合39.3%などを基に計算すると、2531年時点の佐藤姓の占有率は8%ほどにとどまった。
●これが極右の望む姿なのだろう。当然名字は不要となり、みな下の名前だけ。まるで天皇家のようだ。
「#2531佐藤さん問題」
このまま選択的夫婦別姓が導入されなかったら…500年後は佐藤さんだけに!? 選択的夫婦別姓について考える「あすには」のプロジェクト「Think Name Project」。
●日本には姓名に関する公的データがなく、民間任せ。やろうと思えばできるのに不思議な話さ。知っている範囲では、台湾と米国にはある。
▶︎「500年後の日本人、全員「佐藤さん」に? 研究者が推定、結婚率激減なら別の結果も」
明快な記事だ。
日本が結婚にかかわる法律を改正しなければ、日本人はいずれ全員が「佐藤さん」になってしまうかもしれない――。そんな試算がこのほど発表された。ただし結婚率の低下や少子化の影響で、その予測自体が無意味になる可能性が高いとしている(少子化により日本人自体が滅亡してしまう可能性が高い)。この慣習を廃止した世界の主要国と違って、日本は今も、結婚後は全ての夫婦が同じ姓を名乗ることを民法の規定で義務付けている。大抵は妻が夫の姓を名乗る。同性婚は依然として合法化されていない。