知恵袋を利用した入試カンニングで思ったこと。
知恵袋行動の調査をあさりんさんとやったことがあり、その際、知恵袋でなされるQuestionを正解「あり」型と「なし」型(「質問(知識追求)」と「相談」と言い換えてもいい)とに分け、その枠組みで全体の研究計画を組んだ。しかし、たまたま僕がツイッターでしたリッカート尺度に関する質問、そして、今回の事件で行われた「質問」は、いわばどちらにも属さない。試験である以上、正解はあるのだが、それは百科事典(外在知)で得られるようなものではない。もちろん、相談という性格のもの(内在知)でもない。第三のタイプを想定しないといけないのではないか。正解はあるはずなのだが、人に聞かなければわからないタイプのQuestion。それを顕在化させたのがネット上のQAコミュニティである。今回の事件はそのことを示している。
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
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バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
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■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
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『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...