2011/03/29

曜日感覚が希薄になっている

今日は読書三昧。

『大学生からの文章表現』黒田龍之助(ちくま新書)
◎フレッシュマンゼミで使ったのと同じ教材が出てくる。「思う」の使用を禁じる。校正記号を教える。など、センスが近い。読みやすくて楽しい「日常文」を書くことをめざした本だ。
《もくじ》
第1章 目標―どんな文章を書いたらいいのか
第2章 準備―もう小学生じゃないんだ!
第3章 形式―ワンパターンからの脱出
第4章 技術―ただ書けばいいってモンではない
第5章 内容―思ったことを素直に書かない
第6章 発展―チャーミングな文を目指して
第7章 特別編―最終課題に挑戦!

『グループ・ダイナミックス』釘原直樹(有斐閣)
◎過去の事件の分析、著者の実験研究が詳しく紹介されている。授業のようすが目に浮かぶ楽しい本だ。
《もくじ》
第1部 集団
第1章 集団とは何か
第2章 集団のパフォーマンス
第3章 集団意思決定
第4章 リーダーシップ─軍隊のリーダーシップを中心として
第2部 集合と群集
第5章 集合・群集の行動
第6章 集合行動の理論
第7章 群集行動の実証的研究─アーカイブ分析,野外実験
第8章 危機事態の行動─パニック
第9章 危機事態の行動の実証的研究
第10章 スケープゴート現象
第11章 テロリズム

『メディアとパーソナリティ』坂元章(編)近江玲・渋谷明子・西村洋一・赤坂瑠以(ナカニシヤ出版)
◎各著者がこれまで手がけてきた研究テーマをコンパクトに紹介した本。誰もが関心を持ちそうな問題についてわかりやすく書かれている。
《もくじ》
第1章 テレビとパーソナリティ
第2章 テレビゲームとパーソナリティ 
第3章 インターネットとパーソナリティ
第4章 ケータイとパーソナリティ

三昧にふさわしく3冊。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...