おめでとう。
今日は子どもの誕生日。
この歳まで元気に育ってくれ、言うことない。
2011年の誕生日は忘れられない年になることだろう。
早稲田で日本生活学会大会。公開シンポジウム「21世紀 生活学、その展開の構図」に参加。歴史人口学の鬼頭宏さんの話は衝撃的だった。100年後の日本の人口は4000万。それを知れば知るほど、現代の私たちは過剰投資すべきではない、と思いを強くする。
山口昌伴さんの話はおとぼけ具合がいい塩梅。司会者がしきりに「あと何分」という紙を出す。
彼の主張は賛同するところが多いので、今日の話ではないが、引用しておこう。
台所21世紀革命の視点
(1)水づかいの見直し。蛇口を全開して、小川のように流れる水での洗い物はやめたい。流れる水から溜める水へ。
(2)調理用流しと食器洗い流しをわけたい。味のある、よい食器で食事を楽しむには、食器洗いをゆっくり「楽しめる」流しで。
(3)IH、ラジエントなど「そうじがしやすく、安全」も大事だが、焼きものの味を喪失したくない。台所の火の種類の再検討。
(4)食材の保持を、冷凍冷蔵庫に託しきるのは問題。冷蔵庫は、賞味期限切れから食べていく――新鮮でおいしいものを、まずくしてから食べる器械になってしまっている。しまい忘れによる未調理食品が、生ゴミに増えている。
(5)日本の調理は展開型だから、広い作業台がいる。台があるから台所。食事台にもなる調理台をとりもどそう。
(6)台所道具の集めすぎ――死蔵が多い――最小限の道具で最大限に使いまわせる「道具だて」を再編成しよう。
(7)その都度の能率ではなく、1週間の計、1年の計で、食材、食器、調理のシステムを考えることで、本当の能率と経済と美味が得られる。
2011/05/14
フルネームで呼んでくれてありがとう
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