2011/06/01

通勤できそう

韓国から戻ると『日記とはなにか』が届いていた。日記帳風のカバーがシックで、手に取りたくなるような仕上がりになっている。

ところで、今回は羽田−金浦の往復だったのだが、印象としては通勤できそうな感じだ。羽田では、国内線よりむしろ搭乗までの所要時間が短い。24時間前から利用できる事前チェックインをすませておけば、いきなり保安検査場に行ける。ただ金浦空港では通常通りの手続きになる。

1日目 金浦空港からソウル市内まで空港列車で移動。早いし、快適だ。ホテルに荷物を置いてから、日本語の先生に近所を案内してもらう。インサドンで伝統茶、YP Booksに寄る。ここで本を買ったら、梅ジュースがあたった(理由は不明)。夜は、なんとかチゲ。

2日目 ホテルで無料の朝食。野菜サラダセットにしたら、本当に野菜だけ、ベーコンチップもない。国立中央博物館を見学(入場無料、日本も真似しよう)。展示品もさることながら、入口が絶景。ソウル駅に戻り、大急ぎで昼食をすませ、KTXで大田へ移動。列車も駅も快適そのもの。夕方、10年ぶりに会った「後輩」の所属している教会のBBQパーティに誘われ、それが夕食となる。エンジェルでお茶。今日からゲストハウス泊。なんとスイートルーム。

3日目 構内のコンビニで買ったサンドイッチが朝食。午前中はインタビュー。学生たちへのお礼にブルボンのプチシリーズをあげたら、予想外に大好評。その後、物理学の先生が「穴場」とおすすめのお店で、日本文学の先生ともども、海鮮うどん昼食(ムール貝と牡蠣で充満、麺はよもぎ入り)。お腹いっぱいになって大学に戻り、文学先生と構内を散歩していると、工学部の先生に遭遇。中国、日本、韓国を含めたアジア共同体の実現について熱い夢を聞かされ、圧倒される。在来市場を見学してから、公衆浴場で一休み。仕事を終えたサラリーマンでいっぱい。床で寝ている人もいる。夕食は後輩にカルビ定食をごちそうになり、その足で後輩宅にお邪魔。室内が広い。27階から震えながら夜景鑑賞。

4日目 近くの食堂でスンドゥプ朝食。インタビュー終了後、教職員食堂でランチ。昨日、食事をご一緒した物理学先生から文人画を頂戴する。偶然にもカワセミが書かれている。午後、後輩の授業で日本の大学生について話す。そのあと、連れ立って近くの山をハイキング。下山後、麓でトリ鍋。

5日目 学生食堂で朝食、1プレート式で2200ウォン。お世話になった日本語の先生の授業に参加。教材の例文がちょっと笑わせる。終了と同時に大学を出、タクシーで大田駅に向かう。駅構内で昼食、KTXでソウルに戻り、そのまま金浦、羽田。

行きも帰りも忘れ物もなく、めずらしく完璧に近い旅だった。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...