2011/09/30

考現学だぜ

水野直樹の『創氏改名』を読んでいたら、まさかこんなところで出会うとは思わなかった言葉に対面した。
1941年8月12日の京城日報の記事見出しが「内地人風が3割5分:統計から覗く創氏考現学」。今は、この記事を知っていたのだろうか。こういう文脈でも考現学は使われた事実を忘れるべきではないだろう。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...