2011/10/12

名付け、名付けられ

名付け話は多いが、名付けられ話は少ない。
それも理由で始めた「名付けられ」(と子どもへの「名付け」)の経緯を聞くインタビュー行脚。
スタートして10人近くになった。
いまのところ、十人十様。聞けば聞くほどおもしろい。
東京以外では、北海道、中国、関西へ。来月はいよいよ沖縄だ。
対象者もいろいろ。こちらでお願いした人もいれば、先方から申し出があったケースも。
mixi日記にも書いたが、何人ぐらいに聞けば、「あっ、その話、聞いたことある」という飽和状態になるのだろう。
悩みはもう一つ。名前の調査だけに記録を完全匿名にできない。個別相談か。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...