2011/10/18

ソウル事情

昨夜、帰国。ソウルとは90分程度の映画が見終われないほどの近さ。

韓国はまだコーヒーブームが続いていて、食後、カフェに行くことも多いし、食堂の片隅にコーヒーサーバー(大半はミルク、砂糖入りのインスタントコーヒー)が置かれている場合も多い。

それまで見かけなかったのが、たまたま乗った地下鉄車両にマスク姿が二人。距離があったため、撮影は断念したが、貴重な場面だった。台湾マスクとふつうマスクの中間ぐらいのデザイン。ふつうマスクと違うのは色がついていること。台湾マスクと違うのは模様がないこと、厚みのないこと。そのあと、通りを歩いていると、向こうからマスクをかけた女性がやって来た。近づくと、マスクの真ん中が、芥川龍之介の「鼻」のようになっている。鼻を入れるには長く、◯◯◯ケースのような雰囲気だ。自分で作ったのだろうか。

市内のインフォメーションでもらったリーフレットに「ソウルを歩く」がある。これを見ると、3時間程度のガイド付きウォーキングツアーを無料でやってくれるという。インサドンなど観光客の多いところにはガイドがいて、質問に答えてくれる。観光立国をめざすのであれば、これぐらいやらないとと思わせる。かけ声だけでは何も変わらない。

帰りのフライトまでの空いた時間に、宗廟(チョンミョ)に寄った。功績の善し悪しで祀られる殿がちがい、功績度で配置の順番が決まるという。評価が死後になされるとは知らなかった。ちなみに、トンイの主人公スクチョン(19代王)は11番め、イサンの主人公は13番め。1番め(左端の部屋)は建国した王、イソンゲ。

しばらくテープ起こしに専念しよう。

フルネームで呼んでくれてありがとう

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