2日目は韓国族譜博物館の見学(族譜には、縦、水平、円形の3パターンがあることを知る)。72姓氏のルーツを説明した碑があちらこちらに立っている。周囲にハイキングコースや交通公園があり、それとセットで寄るのか、子どもの見学者も多い。まだルーツに関心のある年齢ではなさそうだし、漢字表記が主体の族譜、どこまで理解できるのだろう。
午後は、名前に関するヒアリングと家族へのインタビュー。その家族の子どもの友人(中2)が日本語で話しかけて来たのにはびっくり。読み書きはできないが、会話は通じる。ここでも、日本のアニメが貢献している。周りに日本語の話せる人がいないというので、メールアドレスを交換する。ひらがなで書けば、なんとか、らしい。
3日目は相談心理治療学会で報告。聴衆は50人ほど。手をあげてもらうと、2名が自分の名前を気に入っていないという。理由はありふれているから。終了後、案内先を聞かれ、古寺を希望したら、郊外のShinwon templeを案内してくれた。600年頃に建立された古いお寺だ。境内は閑散としていて、柿の木があったりと風情もある。ここで、瓦に願いごとを書く習慣のあることを知る(絵馬のようなもの)。この瓦は修理に使われ、20年は文字が消えないとか。ただし筆記用具は白のペイントマーカーのよう。
今日はソウルに移動し、冷麺でお昼。名前に関するヒアリング。胎名がブームとか。インサドンには作名所が立っているとも。
今回の滞在では、日本語メニューもあるソウル駅4階の韓国レストラン「李朝」が重宝した。ちょっと高めだが、納得して食べられる。