論文では文体も大事。
研究論文の文章の末尾はいくつかパターンがある。
が、使ってはいけない末尾もある。その筆頭は「思う」と「思われる」。「思う」は主観。根拠のある推定であれば、「と考えられる」「と言える」が基本。曖昧さが残るので、理想は言い切ること。
以下の記述も避けた方がよい。
「わかった」。
「ことがわかった」を取るだけですごくスッキリする。事実を記述するだけで十分だ。こうも言える。「わかる」のは著者ではなく読者。どうしても「わかった」を使いたければ「……が明らかになった」かなあ。あるいは「示された」とか。
2019年7月14日改訂