2011/12/13

最終日

チェックアウト(正午)前に、2カ所足を伸ばして行ってきた。

ひとつは「三民高中」駅。目的地は蘆洲李宅。結局、辿り着けなかったが、思わぬ収穫があった。駅前の市場だ。昔ながらの雰囲気が残っている。品物の種類も、お客さんの数も半端じゃない。そして、それらのお店のすきまに、きらびやかなお寺が埋まっている。迷子になりそうだったので、途中で引き返したのが心残り。

台北の地下鉄の駅名は学校名を冠したものが半数近い。なぜなんだろう。三民高中は三民高級中学(高校)の略。

もうひとつは台北市立総合医院。最寄りの柴山駅から無料シャトルバスが出ている(日本でもやるといい、最近の大病院は郊外にあったりするので)。正面玄関で「彩聲樂団」という視覚障害者のコンサートが開かれていた。初めて聞く曲ばかりだったが、口ずさみたくなるようなものばかり。本当は天母(高級住宅街)のSOGOに行こうと思って下車したのだった。たまたま来たシャトルバスがそれかと思い、乗ったら、終点が病院だったというわけだ。しかし、副産物でいい曲が聴けた。

病院より医院の方がいいような気がしてきた。かえって病気になりそうで。

離陸は16時。再見!

フルネームで呼んでくれてありがとう

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