2011/12/16

所変わって

ちょっと遠い老人ホームに引っ越したため、これまで通っていた病院も一新せざるをえなくなった。そのひとつが市民病院だった。今日は、そこで書いてもらった紹介状を手に、ホームに近い総合病院に付き添いで行ってきた。タクシーで、基本料金で行ける距離。

病院によって、こんなにもシステムが違うのかとびっくりすることばかり。患者の呼び出しひとつとっても、番号ではなく個人名。しかも「さん」付け。昔の病院のようでほっとする。

新しく見つけた薬局も、これまでと違う。たとえば、「くすり手帳に貼るシールや薬の説明書、要りますか」と聞いてくれる。これらはいずれも有料なのだという(保険の対象ではある)。これまでと薬の内容は変わらないし、と思い、辞退した。いままで、どちらも無料サービスかと思っていたが、そうではなかった。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...