2012/03/23

二年ぶりの卒業式

朝から雨まじりの肌寒い天気。
「あいにくの天気ですね」と切り出したら、「卒業式はこういう天気の日が多いんですよ」と職員の人が教えてくれた。「それよりも…」と話し始めたのが桜のこと。この寒さで咲く気配がみられない。
特別弁当の食事、卒業式、学位記授与、祝賀会、と6時ごろまで関連行事。合間合間に卒業生が挨拶に来たり、CDの宣伝に来たり…。大学院の留学生はお母さんと一緒に挨拶に来てくれた。「いつでも(遊びに)来てください」と、お母さんの中国語を通訳してくれた。「はじめまして」の中国語を直前に叩き込んでおいたのだが、すっと出ず、結局使えた中国語は、別れ際のシェーシェー。

夜は研究会で名前研究の報告。参加者の一人がドキュンネームの問題を作ってきてくれた。もちろん誰一人、読めない。こういう読み方じゃないだろな、というのはすぐわかるのだけど。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...