Kさんと『凹凸を楽しむ/東京「スリバチ」地形散歩』を片手に雨中をスリバチ散歩。
今日のコースは四谷界隈(鮫河橋谷、若葉公園、千日谷、荒木町、暗闇坂)。
なかでも圧巻は荒木町の窪地。窪地からは5つの階段が出ている。逆に考えれば、5カ所から水が集まるような感じだ。左の写真は、その中で最も長い階段の真ん中にある喫茶店。降りて行くと、つい寄りたくなる位置にあり、吸い込まれるよう。ここは、骨董品屋も兼ねていて、周囲の雰囲気にぴったり。ついでに言えば、店主もちょっと浮世離れしてる。
今回歩いてびっくりしたのは四谷には、お寺、そして墓地の多いことだ。お寺が隣り合って並んでいる箇所も多く、お寺だらけと言っても差し支えない。ここが、あの四谷とは思えない。
須賀神社では同好の士2名にばったり。会員番号はいくつだろう(笑)。
それが窪地の湿気(そして雨)と相まって、違う空気が流れている。窪地ゆえ、近くにありながら、表通りからは見えないスリバチ。都会のスリバチは単なる地形ではない。密集する木造アパート群と相まって社会的存在となっている。
夜は四谷三丁目界隈で、きし豆茶を一杯。
2012/04/23
フルネームで呼んでくれてありがとう
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