内澤旬子さんの新刊『飼い喰い』は『世界屠畜紀行』の続編。
その彼女が今日の東京新聞の書評欄に登場。
千葉県内に民家を借り受け、そこに豚舎を建てて、伸二、夢明、秀明と名付けた三頭と寝食を共にした、という。
「現在は情が移るのを恐れ、家畜には名前を付けない人が多い。でも家畜とペットの境界を考えたくて、あえて名付けました。愛情を込めて育てた豚が肉に変わる時の、自分の心根の変化が知りたかった」。
名前を付けたとたんに、それは豚ではなくなり、関係が生まれる。それを断ち切る瞬間はどんな気持ちなのだろう。
東京新聞の書評面が今日から変わって、見開き右側が「書く人」面、左側が「読む人」面の紙面構成になった。前者にある「3冊の本棚」、初回は椎名誠が担当。紹介される本が新刊に限定されないのがいい。
2012/05/06
フルネームで呼んでくれてありがとう
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