「季刊信州」の巻頭インタビューが原田泰治さん(72歳)。今夏、長野県観光の媒体をトータルデザインすることになった。以下は抜粋の抜粋(全文は上記のタイトルで)。
今後の仕事?
ー合併前の長野県121市町村の風景を描き尽くすことが着陸地点だと思っています。急がなければと思います。お年寄りが亡くなって、昔ながらの家が取り壊され、全国どこにでもあるハウスメーカーの家が建つ。
心惹かれる風景は?
ー観光的でない、集落の人々が守ってきた祭りです。
素材となる風景はどうやって探す?
ーその土地らしさは子どもに表れます。同じ小学1年生でも、黄色い帽子かヘルメットか。おばあちゃんなら生年月日も聞いてきます。僕の絵は正確な記録でもあるわけです。
長野県観光の刊行物をトータルデザインするにあたって
ーポスターでも何でもバラバラ。大切なのは一貫したデザインポリシー。誰がどこで見ても長野県のポスターだと響くものを目指しています。今は他県との違いがわかりません。まずはロゴを作ります。長野県のためにやりますよ。
楽しみだ。