暮れ、二泊三日で熊野古道に行ってきた。確かなものがない中で確実なのは過去だけ、ということでの敢行。1日めは速玉大社。メインの2日めは本宮大社。予報どおりのどしゃ降りで予定のルートを歩けなかったが、雨の多い地ゆえ、よしとしよう。お昼は新宮駅前で買った熊野弁当(熊野本宮館の縁側で)。3日めは打って変わって好天。那智大社まで古道を歩いた。那智の大滝に寄ると、何の工事かわからないが、クレーンが入っている。
大社はどこも、マイカーや観光バスで乗り付ける人が多く、観光地と化しているが、途中の古道を歩く人は限られていて、いい。
熊野古道巡りはある程度、予備知識がないとプランニングがむずかしい。当初、ホームページを見ても何のことかさっぱりわからなかった。出てくる用語も独特。中辺路とか、王子とか。今回行ってみて、ようやくようすがつかめた感じがする。次回は、いい計画が立てられそうだ。
紀州はみかんの名産地。みかんの専門店があるのにはびっくり。店頭には、一番安いの「B級品わけあり」6個入り100円から並んでいる。見かけが悪いぐらいで、甘さは変わらない、という。みかんを片手に宿へ。家の近所にあるスーパーで見かけるのは長崎産か熊本産。なぜか和歌山産を見かけない。流通の問題だろうけど、不思議だ。まぐろもよく食べた。
おみやげは、勝浦地方のお正月飾りと、みかん6個(A級品)。

熊野交通バスの優先席表記は「善意の席」。こう書かれたら、なかなか座れないよ。

そんなわけで、おせち料理は外で食べ、帰り道、代々木八幡宮に寄った。すでに長蛇の列ができていて、参拝はあきらめて、脇からごあいさつ。
賀状を書き始めたのは元旦当日。互換インクに交換したら、発色がおかしくなってしまった。ご容赦あれ。
おまけ 新宮の街を歩いたら偶然、西村伊作の自宅(記念館)を発見。特徴のある建物なので目立つ。あいにく休館だったが雰囲気は味わえた/編集工学研究所が暮れ、世田谷区に移転していた。