本の雑誌1月号で、猫ストーカーの浅生ハルミンさんがFrom here to thereを紹介している。手書き地図ばかりを載せた本だ。
著者のHarzinskiさんは、引っ越しの準備をしていたとき、それとなく貯まっていた手描き地図の束を見つけた。それらを見ていると、当時の記憶が呼び起こされ、楽しくなってきて、ついに本を出版。揚げ句の果てには、Hand Drawn Associationなる協会まで作ってサイトをオープンした。いろいろ手描き地図が寄せられているという。
ボクも初めて行く場所については、地図を手帳に書く。その際、起点は駅。ゴールは☆印。その際、目印になるものがあると書きやすい。
いつかの1年生ゼミで、文章練習の授業をしたとき、国分寺駅から大学までの10分ほどのルートを説明する文章を書いてもらった。そのとき、まずは地図を書いてもらうことにした。入学1ヶ月後の時点の、いわば認知地図だ。
紙の使い方から始まって、すでに千差万別。目印に書かれるものとしてコンビニが多く書かれたり、上り坂に「きつい」と解説が付いたり、見ていても確かに楽しかった。
今度、留学生にも書いてもらおう、大学までのルートを。