大学までタクシーに乗った。しなければいい洗濯に手間取って。
以前乗ったときは「ご利用いただきありがとうございます。…」と自動音声が流れ、びっくりしたものだが、今回は生の声。
あいさつのあと、「シートベルトをお付けください」。生の声で言われた日には付けないわけにはいかない。見ると、メーターの上にシールが貼ってあり、「シートベルト着用を確実に行う」とテプラ文字。
さらに前方には運転手の自己紹介パネル。趣味欄に「ドライブ」と書かれている。あるタクシー会社は「腕ではなく心で運転」と宣伝しているが、こうしたパネルも、その線に乗った傾向なのだろう。言うまでもなく、「腕で運転してほしい」。紋切り型の表現を使えば、ここでも感情労働が支配している。どうしてこんなことになってしまったのだろう。大学教員も、たとえば「知識ではなく心で教育」w。いやはや。
タクシーを降りようとしたら、運転手が外に回ってドアを(執事のようにw)開けてくれた。一瞬とまどったが、これは親切と言うより、きっと事故防止なのだろうね。いやはや。