森まゆみさんの著書。「記憶を記録する」が副題に付いている。もとは彼女のブログだという。さっそく見に行くと、日記の日付と公開日とがずれている。彼女なりのプライバシー対策なのかもしれない。以下、本書からピックアップ。
2011/8/24の日記。北上川には追波川という名前もあった。「地名は歴史の証人である」。
2012/2/19の日記。こんなことがあるとは。脳梗塞で歩くのが困難になっていた野村さん。ボランティアでやってきたアフリカの人の太鼓で「リズムに乗って嬉しい感じがしてくるんだよ」。それで、震災のあとはどんどん元気になって、いまではすたすた歩いてる」。二人に1枚しか毛布をもらえなかった館山さん。「十何年ぶりに女房だいて寝たよ。寒くてやってらんねえもの」と、こんなこともある。小山さんは定年退職後、百姓をやっている。「今日はこれからシイタケのほだ木を取りにいくの。菌を植えたのをあげるというんだけど、それじゃすることがない。穴をあけて菌を植えるのが楽しいんです」。もっともだ。
2013/03/17
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
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バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
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■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
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『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...